経済3団体が新型コロナを巡り政府へ要望!!一方、日本医師会の中川会長は相変わらずの主張を展開 → 飲み薬のこと知っていますか??
新型コロナの感染拡大を受けて、政府が規制の在り方を変更しようとしている。その政府の姿勢を見てか、経団連をはじめとした経済3団体が、政府に対して水際対策の見直し等の要望を伝えた。
そして感染者数が増えると、決まって騒ぎ始めるのが日本医師会の中川会長だ。中川会長は、相変わらず危機感を表明し、注意を促した。毎回そればかりの印象を受けてしまうが、そんなことは言われなくても国民はわかっていることだ。
この相反する両者の主張だが、どちらの方が現状をしっかり認識しているのか。答えは経済3団体の方だ。一年前と現在では明らかに状況が異なる。
中川会長は診療報酬のプラス改定に奔走していたが、医師として現状をしっかり認識する方が先ではないのか。
経済3団体が政府へ要望!!
新型コロナの感染拡大を受けて、気になることの1つが経済活動への影響だ。そのことを踏まえて経済3団体が要望の為、山際経済再生担当相とオンライン形式で会談を行った。
山際再生相は冒頭、急速に広まっているオミクロン変異株は重症化率が低い可能性があるなどとした上で、「過度に恐れることなく、マスク着用など基本的な感染対策とともに冷静な対応を引き続きお願いしたい」と発言。「経済社会活動の継続を図るための取り組みが必要で、業務の継続にはテレワークは有効な手段」と強調した。
日本経済団体連合会(経団連)の十倉雅和会長は、飲み薬が実用化していることなどから「1年前とは状況が全く違う」と応じ、テレワークの活用に賛同した。
山際担当相は、政府のオミクロン株の重症化リスクへの認識を示し、経団連の十倉会長は、経口治療薬の存在を含め一年前と現状は異なるとの認識を示した。
十倉会長の言うように、一年前の我国が置かれていた状況と、今日置かれている状況は全く異なるものだ。
一年前は、経口治療薬はおろかワクチン接種も進んでいなかった。明らかに状況は異なるのだ。
しかし、状況が異なるにも関わらず、1年前と変わらないことを言っている人物がいる。
日本医師会の中川会長の一年間での成長は??
新型コロナが感染拡大すると必ずと言って良いほど、危機を煽るのが日本医師会の中川会長だ。
中川会長は、オミクロン株についても以前と変わらない姿勢を示している。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大をうけ、日本医師会の中川俊男会長は12日の会見で「たとえ重症化しにくいとしても、今の時点でオミクロン株を楽観すべきではない」と注意を促した。この年末年始のコロナ感染者は若い年代が中心で、「基礎疾患がある人や高齢者の症例が少なく、(オミクロン株の)重症化リスクの評価は困難」とした。
たとえ重症化しにくいとしても、楽観視するべきではないとは、中川会長は科学的な分析すら否定しているように思える。
更に中川会長は、「重症化リスクの評価は困難」と語っているが、海外の症例等を参考にすることはしないのか。少なくとも海外の症例を分析する時間はあったはずだ。
新型コロナと言っても、夏に猛威を振るった「デルタ株」と今の「オミクロン株」とでは特性が違う。中川会長は対象に応じた対応をすることができないのか。
経団連の十倉会長が触れたように、経口治療薬を我国は確保している。厚生労働省はアメリカ製薬大手のメルク社が開発した経口治療薬を160万人分の供給を受けることに合意している。(参考)
何も有効な手段が持っていなかった1年前に比べて、今ではワクチンと経口治療薬といった武器を持っているのだ。
中川会長は、診療報酬のプラス改定に尽力していた。(参考) その診療報酬プラス改定に使っていた力を是非ともオミクロン株の分析に充ててもらいたい。