静岡県の川勝平太知事「キャンプ富士の感染の実態が把握できない」 → 沖縄では日曜も年末年始も報告があがっていますよ!!
静岡県の川勝知事は、何度も舌禍事件でその名を全国に知らしめることになったが、今年は大人しくするのだろうか。反省していただきたいものだ。
今年の抱負を、県の基本政策・危機管理の徹底と年頭記者会見で語った川勝知事。だが、早くも、その危機管理の雲行きが怪しそうだ。
「キャンプ富士の感染の実態が把握できない」と在日アメリカ軍に批判をしている。だが沖縄に目を向けると日曜も年末年始も報告が上がっていると言うのだ。
どうしてこのような差が出るのか????
川勝知事、キャンプ富士の情報不足に嘆く!!
全国的な新型コロナの感染拡大は、静岡県とて例外ではない。川勝知事は全国知事会のオンライン会議に参加した際、静岡県内の感染状況に対して危機感を露わにしている。
会議では、オミクロン株の感染拡大で、医療や保健所業務のひっ迫につながる危機的な段階に突入しつつあるとして国への緊急提言をまとめ、オミクロン株の知見の共有やワクチンの追加接種に向けた有効性や必要性の情報発信などを求めました。
この上で、川勝知事は米軍のキャンプ富士での感染拡大について…。
静岡県 川勝平太知事:「地元の自治体でキャンプ富士内の感染の実態を把握できないということで、まさにこれは日米地位協定の防疫上の支障であると考えている。防疫上の観点からも、今こそ地位協定の抜本的改善が必要である」
川勝知事が訴えたことの1つが、「キャンプ富士」だ。在日アメリカ軍からの情報が少ない為、実態把握が出来ないと訴えている。その上で、日米地位協定にも言及している。
川勝知事が訴える実態把握の難しさ。だが、他所に目を向けると、在日アメリカ軍の感染実態について、報告は上がっているのだ。
川勝知事、沖縄では日米合同委員会の覚書によって情報提供はありますが?
川勝知事が言及した日米地位協定。しかし、キャンプ富士と同様に、在日アメリカ軍基地を抱える沖縄では情報提供が行われている。
米軍関係者の感染をめぐり、日米地位協定の運用について議論する日米合同委員会は米軍からの情報提供のあり方について覚書を交わしている。それに基づき、米軍から沖縄県には原則日曜を除き毎日、基地ごとの感染者数の連絡があった。感染が急拡大してからは日曜も年末年始も報告があった。ただ、従来も陽性者の住所や発症日などが含まれず、内容の薄さが指摘されていた。この1週間はさらに少なく、数字だけとなっていることになる。
情報提供の「質」については問題があるのであろうが、日米合同委員会の覚書によって、感染拡大後は、日曜も年末年始も情報提供が行われている。
川勝知事は年頭記者会見で、「今年は静岡県の基本政策、危機管理を徹底すると申し上げたい」と語っていた。(参考)
川勝知事が実態把握を出来ないとするキャンプ富士。沖縄県と同じように情報提供を求めていないのか???求めていないなら問題だし、提供を受けているのであれば、それも問題であろう。
いずれにせよ、だ。年頭で語った「危機管理を徹底する」と言うのであれば、嘆くことより、今ある情報で最悪の事態を想定して動くのが先のはずだ。
川勝知事が言うところの危機管理は、全てが把握できないと行うことが出来ないのか。思えば舌禍事件も危機管理が出来ていれば起きなかったはずだ。その川勝知事にまともな危機管理を求めるのは酷なのかもしれない。
新型コロナの感染拡大で、今後川勝知事が、どのような危機管理を行っていくのか注視したい。