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中国が北京市内の公園にバッハ会長の銅像を建立 東スポ「中国との「親密」ぶり本物」




中国とIOCとの近さが、昨今話題となっているが、東スポが「中国との「親密」ぶり本物」と報じた。北京市内の公園に、バッハ会長の銅像が建ったという。

中国との「親密」ぶり本物 北京市中心部にIOC・バッハ会長の銅像建立

北京冬季五輪を控える中国と、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(68)の親密ぶりは本物のようだ。北京市中心部にある東四オリンピックコミュニティー公園に、なんとバッハ会長の銅像が建ったのだ。

15日の除幕式では、高さ72センチのブロンズ像で笑顔のバッハ会長がお目見えした。台座には英語と中国語で「第9代 国際オリンピック委員会会長」と記されている。同公園は2008年北京夏季五輪を記念してつくられ、すでに近代五輪の創始者・クーベルタン男爵と、01年に北京五輪開催が決定した際、会長だったサマランチ氏、08年大会時に会長を務めたジャック・ロゲ氏の銅像も存在。すべて彫刻家の袁熙坤氏によって作成された。

中国「CCTV」の取材に、北京五輪組織委員会の于再清副会長は「これらの作品は、オリンピックの芸術と文化を完全に体現している」と絶賛。開幕式後は、近隣の住民がうれしそうに〝バッハ像〟を眺める姿も見られた。

中国とバッハ会長を巡っては、〝近さ〟が話題になった。東京五輪時には「ジャパニーズ」と言うべきところを「チャイニーズ」と間違えた。中国の元副首相に性的強要をされたと告発し、安否が心配される女子テニス選手・彭帥の問題でも、WTAなどが彭とコンタクトを取れないなか、バッハ会長があっさりビデオで通話して彭の安全を強調。「中国政府のプロパガンダに乗っている」と批判を浴びたのは記憶に新しい。

昨年五輪を開催した東京ではありえない銅像建立。大会成功へ、中国とバッハ会長がさらに強固な関係を築いているのは間違いなさそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6afa51cdaea5e1119657ea1fbabd314b39f8108f

余談だが、サマランチ氏も親中で有名だ。生前「私は中国から愛と友情を得、中国の人たちを愛し尊重することを学んだ」と語っていたという。

話は戻るが、これまでも、IOCは中国を擁護する事案が目立った。だが、記事を見るとサマランチ氏の他にもクーベルタン男爵やジャック・ロゲ氏の像もあるようなので、今後も中国は歴代会長の銅像を建てていくつもりなのだろう。中国としてはバッハ会長と親密というよりはIOCと親密な仲なのだろう。

IOCとバッハ会長の親中ぶりの例として、ジャック・ロゲ氏が会長の時に「ほかの国々にチャンスを与えるためにも、中国が次に五輪を開催するにはあと20年待たねばならない」との認識を示したのが2011年(参考)。それが20年待つどころか約半分の期間で開催となった。

バッハ会長がジャック・ロゲ氏の後任として会長に就任したのが2013年で、北京冬季五輪が決まったのが2015年だ。バッハ会長は、就任直後に前会長の発言を無視したのだ。

北京五輪でのIOC公式ウェアの生産において、新疆ウイグル自治区での強制労働で生産された綿を使用している可能性が指摘されていたが、IOCは第三者による調査の結果「強制労働は確認されなかった」と発表した。(参考)しかし、これも疑わしい。中国が第三者の調査を国内に受け入れたのだろうか?IOCとしても今更ウイグル産の綿が使用されているなど、口が裂けても言えないだろうが。







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