岸田総理とともに強い姿勢を打ち出す岸防衛相!!予定を超過し中国に対して直接苦言!!台湾情勢にも言及していた!!
防衛大臣という重責を負っている岸防衛相。岸防衛相は北朝鮮の度重なるミサイル発射に対して必要な防衛力を強化することを宣言している。
その岸防衛相は、会談でも我国を守る気概を見せてくれている。中国国防相との会談では予定時間を超過しても我国の主張を訴え続けた。
そして厳しさを増す我国の安全保障環境を考慮し、防衛予算についても気になる言及をしている。
岸田総理と並び、岸防衛相の手腕にも今後注目だ。
年末に行われた日中防衛相会談!!
岸防衛相は、度々心強い姿勢を国民に示してくれている。その姿勢は中国の国防相との会談でも変わることなく示された。
岸氏はこの日の会談で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海をめぐる個別の問題について、極めて深刻な懸念を表明した。台湾情勢も言及し、動向を注視することを伝えた。
岸氏は会談後、記者団に「中国の軍事的活動が地域の安全保障上の強い懸念となっていることを中国が正確に理解し、責任ある行動を取るよう隣国のカウンターパートとして強く求めた」と述べた。
会談は今年2月の海警法施行を受け、岸氏から求め、その後も複数回要請していた。会談は予定時間の1時間半を超え、約2時間行われた。
岸防衛相は我国の懸念している事項について、はっきりと中国に対して伝えている。そして予定時間を大幅超過。そして更に注目すべきことがある。
この会談は岸防衛相から中国国防相に求めたということだ。そして会談を実現し、東シナ海、そして台湾情勢に岸防衛相は言及したのだ。
中国側は、我国側が台湾に言及するとその都度、「内政干渉」と大激怒していた。相手が激怒することがわかる議題を持ち出し、言及する岸防衛相の姿勢は心強い。
その岸防衛相は、必要な防衛力強化を訴えているが、防衛費をめぐり気になる発言をしている。
NATO水準では防衛費GDP比で1%超!!
当初予算と補正予算を合わせ、今年度の防衛費は初めて6兆円を突破した。この防衛費の増大に対して、左派メディアを中心に批判が沸き起こっている。
こうした批判を念頭に、岸防衛相は、『防衛費』と見なされる基準が各々の国で違うことを説明している。
20年度防衛費もNATO基準では1・20%だったと説明した。防衛省はこれまで当初予算ベースの防衛費のみでGDP比を公表してきたが、今回は補正予算のほか、NATOが防衛関連予算に位置づける退役軍人年金(自衛官らの恩給費に相当)や沿岸警備隊(海上保安庁に相当)、国連平和維持活動(PKO)関連予算などを加えて試算したという。
岸氏は「防衛当局以外の省庁が所管する予算をどこまで防衛費に含めるかには、さまざまな議論がある」と断った上で「NATO加盟国は対GDP比2%以上の達成で合意している」と強調した。自民党は先の衆院選で防衛費を「GDP比2%以上」に増やす公約を掲げており、防衛費の現状を国際基準で説明することで予算増への理解を得る狙いもあるとみられる。
21年度防衛費は、NATO基準で見れば対GDP比1.24%。前年度予算と比べてみても思いのほか差は小さい。
NATO基準の対GDP比に言及した岸防衛相だが、この発言によって我国の防衛費がNATOに比べ、如何に少ないのかが良くわかる。「NATO加盟国は対GDP比2%以上の達成で合意」している。それに比べたら我国の防衛費ははるかに少ない。
もちろん、NATOと我国で安全保障環境が異なる。だが我国は、中国、北朝鮮、そしてロシアと対峙しなければならないことを考えれば、防衛費が少なく抑えられていることが良くわかるはずだ。
岸田総理、岸防衛相が語る「必要な防衛力の強化」は我国喫緊の課題だ。我国の安全保障環境に則した防衛費を計上してもらいたい。