維新が立民に抗議文提出⇒逢坂代表代行「好ましくないけど党としての対応は必要ないと思う」⇒杉村太蔵氏「支持が上がってこない最大の要因がそこ」
立憲民主党の菅直人元首相がツイッターに投稿した内容を巡り、日本維新の会は立憲民主党の泉健太代表宛に抗議文を提出し、投稿の撤回と謝罪を求めた。
立憲民主党の菅直人元首相が日本維新の会に関し、「(ナチス・ドイツの)ヒトラーを思い起こす」と自身のツイッターに投稿した問題で、維新が投稿の撤回と謝罪を求める抗議文を提出した26日、維新の松井一郎代表(大阪市長)は「立民は公党のクオリティーとして人権に対し、どういう価値観を持っているのかはっきりしてもらいたい」と述べた。大阪市役所で記者団に語った。
抗議文は泉健太代表宛て。「全く事実に基づかない妄言であり、誹謗(ひぼう)中傷を超えた侮辱だ」などと指摘している。立民は同日、事務方が抗議文を受け取った。
松井氏は「立民は人権尊重や性差別について非常に厳しい態度を取っている。菅氏の投稿は党として許される話なのか。泉氏が態度を明らかにすべきだ」と迫った。
一部メディアの報道姿勢にも言及。沖縄県の米軍ヘリコプター離着陸帯移設工事の警備に当たっていた大阪府警の機動隊員が工事反対派に差別的な発言をした問題を例に、「職務はしっかりと頑張っており、かばったときは(府知事時代の自身も)散々たたかれた。今回は知らんふりでいいのか」と皮肉っぽく話した。
https://www.sankei.com/article/20220126-6XSDVM55N5MO3N6EXYWSYBQ63U/
一方で「抗議するなら私に」と述べていた当事者の菅氏は「的外れな謝罪要求に応ずるつもりはない」と、謝罪の意思がないことを明かした。
日本維新の会から謝罪を要求されていた菅元首相は「私の21日のツイッターに関し、維新から立憲の泉代表に抗議文が届けられた。ツイッターは党の指示ではなく私の一存で発した、私の感想を述べたもの。維新からは私には直接何も言ってきていない。私のツイッターに抗議するなら私にするべき。いずれにしても的外れな謝罪要求に応ずるつもりはない」と謝罪する意思がないことを明かした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/428eabbeca2853403f967c955ebce9aad56c6339
立憲民主党の議員はどのように思っているのだろうか?逢坂誠二代表代行は「個人的には、ヒトラーを例に挙げてさまざまなことを言うのは、あまり好まないやり方だ」としたうえで「菅氏の個人的な発言なので、党としてどうこうということは特段必要ないと思う」と語った。(参考)
個人的には好ましくないけど党としての対応は必要ないと語る逢坂氏に対して、杉村太蔵氏が「立憲民主党の支持がなかなか上がってこない最大の要因がそこだと思います」と言及。
“立民は身内に甘い”という指摘が出ていることに、杉村氏は「私は立憲民主党の支持がなかなか上がってこない最大の要因がそこだと思います。とにかく党の体質として、自分に甘く他人に厳しい。(立憲民主)党の幹部の方が今回の菅元総理のヒトラー発言に対して、党として特段対応する必要はないというような、個人的な発言だからという見解を示されましたけれども、これ仮に政府与党がこんな発言をしたら恐らく間違いなく予算委員会、審議拒否したんじゃないかなと。もう徹底的に批判を続けたと思うんですよね。だからこのあたりがこの立憲民主党の自分に甘く他人に厳しい、この党の体質を早く改善してほしいなと思いますね」と自身の見解を述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f9fa7d83ea7a6a9f476727e03dc7dc9c1b6bc12
確かに与党の特に自民党の大幹部がこのような発言をしたら国会を止めてでも批判するだろうと思われる。
だが、立憲民主党の支持者の中からも「過剰反応だ」と維新の抗議を批判する声もあがっているので、泉代表は維新の抗議を受け入れ難い状況にあるのかもしれない。