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自民・細野豪志議員が、元首相5人がEUに出した書簡を問題視 菅直人氏が含まれていたことに「甲状腺がんが増えたと主張するなら自らの政治責任をどう取るのか」




自民党の細野豪志議員が、日本の元首相5人がEUに出した書簡の内容に「(福島の)子供たちは甲状腺がんを患っている」と記述されていることを問題視した。

書簡は27日付。小泉純一郎氏、細川護熙氏、菅直人氏、鳩山由紀夫氏、村山富市氏によるもの。

その中でも、細野氏は菅直人氏が含まれていたことに「菅直人元総理は避難範囲の決定をした責任者だ。原発事故により甲状腺がんが増えたと主張するなら自らの政治責任をどう取るのか。反原発を言うのとは次元が違う重たい問題だ」と強く批判した。

自民党の細野豪志衆院議員は30日、自身のツイッターで、欧州連合(EU)欧州委員会の原発をめぐる方針の撤回を求める書簡を他の首相経験者4人と連名で送った立憲民主党最高顧問の菅直人元首相を批判した。

細野氏は書簡について「最大の問題は『多くの子供たちが甲状腺がんに苦しみ』との記述があることだ。科学的事実に反するだけでなく、福島の若者に不安をもたらすことを強く危惧する」と29日にツイッターに投稿した。

続く30日には「福島県の県民健康調査検討委員会もUNSCEAR(国連放射線影響科学委員会)も原発事故の放射線影響で子供が甲状腺がんになったとは考えられないとしている」と指摘。その上で「菅直人元総理は避難範囲の決定をした責任者だ。原発事故により甲状腺がんが増えたと主張するなら自らの政治責任をどう取るのか。反原発を言うのとは次元が違う重たい問題だ」として、菅氏を批判した。

細野氏は旧民主党時代、菅直人内閣で首相補佐官と原発事故担当相を務めた。

書簡は、いずれも首相経験がある菅直人、小泉純一郎、細川護熙、鳩山由紀夫、村山富市の各氏が、発電時に二酸化炭素を出さない原発を地球温暖化対策に資する〝グリーン〟な投資先として認定する欧州委員会の方針の撤回を求めて、27日付でフォンデアライエン欧州委員長に送った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf7796f0f671fc58e245924eb7ff2dd1fcb3fcd4

令和3年2月26日予算委員会第六分科会で、当時の小泉進次郎環境相も、福島県県民健康調査で見つかっている甲状腺がんが福島第一原子力発電所事故の被曝による影響とは認められないと明確に答えている。

○細野分科員 細野豪志でございます。

今日は、無所属でありながらこうして質問の機会をいただきまして、まず心より感謝申し上げます。

今日は、主に、福島県で行われております県民健康調査事業の中の甲状腺検査の在り方について質問したいというふうに思います。

早速で恐縮ですけれども、小泉大臣、環境大臣になられて時間も経過をしていますので、この調査についても十分実態は把握をされているというふうに思いますので、これまでの検査をどう評価をされているかをまずお伺いしたいというふうに思います。

○小泉国務大臣 東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された放射性ヨウ素などの影響で小児甲状腺がんが増加するのではないかとの懸念が高まったことを受けて、住民の不安に応え、子供たちの健康を長期に見守るため、福島県が県民健康調査甲状腺検査を実施をしています。

福島県県民健康調査で見つかっている甲状腺がんについては、環境省や国連科学委員会、福島県において開催されたそれぞれの専門家会議において、いずれも現時点では放射線の影響とは認められない旨の評価がなされています。

○細野分科員 大臣から今明確に御答弁をいただきましたけれども、甲状腺がんは発生はしているけれども、これは被曝による影響ではないということを政府としても確認をされているということでした。

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/003620420210226002.htm

ネット上でも菅氏に対しては「無責任だ」などという批判の声が多くあがっていた。

いくら反原発でもやっていい事と悪いことがある。EUに対して嘘の書簡を出したばかりか、福島の若者を不安にさせたと思わないのだろうか。

細野氏は原発事故の収束及び再発防止担当大臣として指揮にあたっていた。その後も原発事故に関する問題に取り組んできただけに、当時の総理大臣の無責任さには怒りを感じただろう。







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