中国が米台要人の会談に「米台の公的交流に断固反対だ」と反発
中国の趙立堅副報道局長が、ペロシ米下院議長と頼清徳・台湾副総統がオンライン会談をしたことに「米台の公的交流に断固反対だ」と反発した。
中国は西側諸国の要人が会談で台湾問題に言及すると即座に反論してきたが、台湾訪問にも反発していた。昨年11月10日に米議員団が台湾を訪問したことに対しても、「『台湾独立』の勢力に誤ったシグナルを発するな。さもなくば、台湾海峡の平和と安定にさらなる損害をもたらすだけだ」と述べ、「断固とした反対」を表明していた。(参考)
中国外務省の趙立堅副報道局長は30日、ペロシ米下院議長と頼清徳・台湾副総統の28日(米時間)のオンライン会談をめぐり談話を出し、「中国はいかなる形でも米台の公的交流に断固反対だ」と反発した。
既に米側へ厳正に申し入れたとしている。
趙氏は「中米関係や台湾海峡の平和と安定をさらに損なうことがないよう、米側は誤った行為を即刻やめ、『台湾独立』の分裂勢力に誤ったシグナルを出さないよう促す」と強調した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ba0dd939e783990942184d9105639cdf71c6996
中国だって米中会談をしているではないか。アメリカの要人がどこの要人と接触しても中国に文句を言われる筋合いはない。「台湾は中国の一部」などと言っているのは中国の勝手な思い込みで、当事者である台湾の人々も「我々は中国に帰属していない。『独立』したいのではなく、『建国』で国として認めてもいたい」と訴えている。
そもそも、日本や欧米がなぞここまで台湾を守ろうとするかといえば、自由主義を守るためもあるが、中国が香港をめぐって重大な約束破りをしたからではないか。
最近、国連安保理が機能していないというニュースを目にしたが、自分勝手な中国やロシアが常任理事国に担っているのだから仕方ないことだ。