NHKのBS1の番組についてBPOが審議入り 事実と異なる報道をした




BPOがNHK・BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」について「放送倫理違反の疑いがあり、放送に至った経緯などについて詳しく検証する必要がある」として、審議入りを決めた。

NHKのBS1の番組が、「東京オリンピックの反対デモに金をもらって動員された男性がいる」と事実と異なる報道をした問題で、BPOは10日夜、審議入りを決めました。

BPOの放送倫理検証委員会は10日夜、去年12月に放送したNHK「BS1スペシャル」について、「放送倫理違反の疑いがあり、放送に至った経緯などについて詳しく検証する必要がある」として、審議入りを決めました。

これに先立ちNHKは社内調査の結果を公表しました。

30代男性の担当ディレクターは、上司から事実確認を求められたにもかかわらず、東京オリンピックの反対デモに金をもらって動員されたという男性に直接、連絡をとっていなかった事が分かりました。

NHKは「役割と責任を果たさず、杜撰(ずさん)な対応をした」と総括し、ディレクターと、上司であるチーフプロデューサーをそれぞれ1か月の停職処分とする事を発表しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f027ff61b300dfd603c4d7cd2faa4fb2a80fb330

NHKはこれに先立ち記者会見を行い「字幕の内容は誤りだった」と調査報告を公表したうえで謝罪し、同時に関係者計6人の懲戒処分も発表した。

 NHK・BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」で不適切な字幕が使われた問題で、同局の調査チーム責任者を務める松坂千尋専務理事は10日、記者会見し、「字幕の内容は誤りだった」との調査報告を公表した上で「深くおわび申し上げる」と陳謝した。

併せて、大阪放送局のディレクターとチーフ・プロデューサーをそれぞれ停職1カ月、専任部長を出勤停止14日とするなど関係者計6人の懲戒処分も発表した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1fdb28aae5511cf4e791cb958909211df69e12d4

NHKはBPOの審議入りが発表される前に誤りを認め、謝罪することで審議入りを避けようとしたのかもしれないが、そうはならなかったようだ。

もちろん、民放でもあってはならないことだが、「公共放送」であるNHKが捏造報道を行ったことはより問題だ。

NHKにとって視聴者=スポンサーだ。民放の番組がスポンサーを騙せば即番組へのスポンサードを停止するだろう。だからスポンサーを騙す行為はご法度であり、スポンサーの顔色をうかがう。だが、NHKは受信料という制度に守られているためそれがない。しかし、それ故にNHKが捏造をすることは民放のそれより重い罪でなくてはならないと思う。

NHKは「民放も同じことしているのにどうして我々だけこんなに叩かれる?」と思っているかどうかはわからないが、おそらく民放と同じ目線で番組を作っているからこんなことが起こるのだろうと思う。

国民がスポンサーだと常日頃感じて番組を制作していれば、こんなことは起きるはずがない。







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