テレ朝社長辞任、報ステでは謝罪するもモーニングショーでは扱わず ネット「扱わないことはおかしい」「まさか社内から圧力がかけられたなんてことはないですよね」
テレビ朝日の辞任をめぐって、報道ステーションとモーニングショーでどのように扱われるか注目されたが、報道ステーションでは「心よりおわび申し上げます」と謝罪したが、モーニングショーでは触れることすらなかった。
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は11日、同局が10日の取締役会で亀山慶二社長(63)の辞任申し出を受理し、決議したことを報じなかった。
中略
「モーニングショー」では昨年8月11日に東京五輪のスタッフが宴会を開き緊急搬送された問題は報道した。この時にコメンテーターを務める同局社員の玉川徹氏は「テレビ朝日の社員として視聴者のみなさまの信頼を損ねたことを謝罪申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。
さらに「テレビ朝日として一体、何ができるのか。一体、なぜこういうことが起きてしまったのか。調査委員会などを作ってすべて明らかにする必要があると思います。社員個人の資質の問題なのか。それとも指導が足りなかったのか。それともテレビ朝日の構造的な問題なのか。これをすべて明らかにして視聴者のみなさまにすべてお伝えする。まず、そこからしか信頼は回復できないと思います。テレビ朝日の社員1人1人、役員1人1人が失われた信頼を少しでも回復できるようにこれからも努力するしかないと思います」などと発言していた。
また司会の羽鳥慎一アナウンサーも同じ日の放送で「今回の事はあり得ないことだと思います。自覚がないというレベルをはるかに超越しております」と断じ「こういう立場の人間がそういうことをやるのは恥ずかしいです。どの口が言っているんだという思いをされる方、ご批判をしっかり受け止めながら、放送を続けて参ります」とコメントしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3ef22a00680ad29a989bb791a89611b4e0bf6de
番組冒頭に触れるかと思っていたが、冒頭は首都圏の雪の情報でその後は北京五輪に移り、まさか?とは思ったものの、番組最後にやるだろうと思っていたが、結局触れることすらなかった。
一方、報道ステーションでは「心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」は10日、同局の亀山慶二社長が会社の経費を私的に流用し辞任した問題を報じ、「関係各位の信頼に反することとなり、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
番組では小木逸平アナウンサーが、社内調査の過程で亀山氏の私的な経費流用が明らかになった経緯などを説明。その上で「今回の事態を重大なものと受け止め、的確なガバナンス(組織統治)体制の向上に努力する所存です」とのコメントを読み上げた。その後、大越健介キャスターが「視聴者の皆さんの信頼を裏切らないように、しっかりと襟を正していかなければならないと思います」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcbae69b70f8df13f929c7740383b82abca87a59
「報道ステーションで謝罪したからあとは触れるな」との社からのお達しでもあったのだろうか?
ネット上では「モーニングショーで扱わないことはおかしい」「職権濫用による会社への背任行為を重ねての事態だから、メディアとして事実関係を明らかにして報道すべきだ」「まさか社内から圧力がかけられたなんてことはないですよね」「こういう自社の不祥事こそ、きちんと報道するべきだと思う」と、扱わなかったことへの不満の声が上がっていた。
一方で、「もっと深刻な不祥事が隠れているのかもしれない。この程度のゴルフ代の私的流用だけで、大テレビ局の社長が辞任させられるはずが無い」「60万の社内の経費の不適切な処理くらいで大企業の社長が辞任とはならないように思う」と、表に出ている経費の私的流用以外にも不祥事があったのではないかという憶測も飛び交っている。
あと、昨日テレビを見ていた限りでは、他社もこの件について報じていなかったように思える。他業界の大企業の社長の不祥事なら嬉々として取り上げるはずなのだが、やはり同業のお情けだろうか?