古舘伊知郎氏が「バッハさんは多分、中国の政治局員だと思ってますよ」
古舘伊知郎氏が読売テレビの番組で、IOCのバッハ会長について「僕、バッハさんは多分、中国の政治局員だと思ってますよ」と発言した。記事では「過激なジョーク」としているが、札幌五輪招致の是非は別として、バッハ会長に対してはうなずく視聴者も多かったのではないだろうか。
フリーアナウンサーの古舘伊知郎が13日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長を厳しく批判した。
番組では2030札幌冬季五輪招致の是非を討論。古舘は「止めるべき」として、その理由を「やっぱりオリンピックは五輪貴族のもんだって分かっちゃうとね。もうヨーロッパの中でギリシャはじめ順繰りでやってもらって、それを中継で見ることでいいんじゃないかって単純に思う」と説明した。
さらに加えて「それから、やっぱり強欲な興行主の顔が見えちゃった。バッハさんが、銀ブラしたときの〝間違った方向のローマの休日〟がムカついてムカついてね。それで今度バッハさんは北京オリンピックに際して、いち早くリモートで彭帥さんと会談したでしょ。今度は行って会ったりしてるでしょ」と、中国の元副首相に性的関係を強要されたと告発した女子テニス選手の名を出し苦言。
そのうえで「僕、バッハさんは多分、中国の政治局員だと思ってますよ」と過激なジョークを飛ばし「そういう強欲なところが見えちゃうと、もういいんじゃない?っていうのが正直なところ」と結論付けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/511ca1c9f52088eb6cfeba29e684a5c64e2fbe17
バッハ会長については、元衆議院議員の中津川博郷氏も「中国の北京市内にIOCバッハ会長の銅像が建てられているのをご存知ですか?」「中国にとってバッハ会長は如何に都合の良い人物かという事です」とツイートしている。
中国の北京市内にIOCバッハ会長の銅像が建てられているのをご存知ですか?(日本のマスコミは報道していないが?)
つまり中国にとってバッハ会長は如何に都合の良い人物かという事です❗️
彭師とのツーショットも茶番以外何ものでもありません。否、北京五輪そのものが茶番なのです💢 https://t.co/LLXR30bqWN— 中津川ひろさと 元衆議院議員(三期)東京都第16区 (@h_nakatsugawa) February 9, 2022
タレントのフィフィ氏は「北京五輪はまさに、中国政府を正当化するための“プロパガンダ五輪”ですよね」とツイート。
⬜️彭帥選手 バッハ会長と試合観戦 自由をアピールする狙いかhttps://t.co/v6dFT6nxop
開会式でウィグルの方々にパフォーマンスさせたり、北京五輪はまさに、中国政府を正当化するための“プロパガンダ五輪”ですよね。とても気持ちが悪いです。選手には悪いですが、五輪には随分前から興醒めしてます。— フィフィ (@FIFI_Egypt) February 8, 2022
ブロガーの藤原かずえ氏は、サンデーモーニングで松原耕二氏が「習近平主席とバッハ会長のための大会だ」と述べたことに「よくぞ言って下さいました」とツイート。
サンモニ「風をよむ」北京五輪開幕
松原耕二氏
習近平主席とバッハ会長のための大会だ。平和の看板なんか下ろすのが大事だよくぞ言って下さいました。でもまだ弱いですね。青木理氏は、東京五輪に対して「こんな五輪が歴史的にあったのか!結局瓦礫だけが残る!」と言って下さいましたよ~(笑)
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) February 6, 2022
このほかにも女子テニスの彭帥選手に対してのバッハ会長の一連の行動や発言や、目に余る中国擁護に対してネット上からも様々な批判の声が上がっている。
もちろん、オリンピック・パラリンピックは今後も世界最大のスポーツイベントであり平和の祭典として存続してほしいし、機会があれば日本で開催してほしいと思うのだが、今のIOCは他の国際機関と同じように映ってしまっている。
今回のオリンピックでは中国のプロパガンダに利用されているという意見のほかにも、審査などをめぐり様々な波紋を呼んでいる。
平和の祭典を永続させるのなら、それを運営するに相応しい組織でなければならい。そのためにもIOC内の改革を迅速に行うべきだ。