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【韓国大統領選】野党候補、当選すれば大統領就任後に現政権を捜査する意向を表明




韓国大統領選の候補者登録(告示)が14日に締め切られた。(3月9日投開票)14人が立候補したわけだが、与党候補の李在明氏と野党候補の尹錫悦氏の一騎打ちと見られている。

さて、韓国の大統領と言えば、任期が終了すると収監される例が多々あるが、野党候補の尹氏が当選した場合、文大統領もそのコースになりそうだ。尹氏自身が当選すれば、大統領就任後に現政権を捜査する意向を表明し、文大統領が謝罪を要求していたことを読売新聞が報じた。

3月9日の韓国大統領選に出馬する保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユンソクヨル)・前検事総長(61)が、自身が当選すれば、大統領就任後に現政権を捜査する意向を表明した。文在寅(ムンジェイン)大統領は10日、尹氏のこの発言を強く批判し、「謝罪を要求する」と述べた。

大統領には選挙での中立義務があり、文氏の発言は異例と言える。左派系与党「共に民主党」候補の李在明(イジェミョン)・前京畿道(キョンギド)知事(57)は、妻の公金流用疑惑もあり、劣勢に立たされている。文氏の尹氏批判は与党としての危機感の表れで、「(党内の)大結集を狙う」(聯合ニュース)思惑も指摘されている。

尹氏は韓国紙・中央日報が9日に報じたインタビューで、当選した場合、文政権初期のように前政権の高官らを捜査するかと問われ、「やる。法制度などに従ってやること」などと述べた。文氏就任後の政権は、朴槿恵(パククネ)前政権時代の大法院(最高裁)院長をはじめ政府高官らを相次いで逮捕・訴追していた。

これに対し、文氏は10日の会議で「現政権を根拠なく捜査対象にすることについて強い憤りを感じる」と述べた。これまでの尹氏からの北朝鮮政策や経済政策などに対する批判に、黙殺から反論に転じた形だ。

李氏も10日、文氏に歩調を合わせるように「大統領候補が政治報復を公言するのを見たことがない」と、尹氏を批判した。これに対し、尹氏側は即座に「大統領が(選挙戦に)加勢するのか」と反発している。

世論調査で政権交代を望む声が過半数を超える中、李氏は支持拡大に苦戦している。与党は8日、党内公認を李氏と争った李洛淵(イナギョン)・元首相を選対トップに据えると発表した。文氏の支持率は約40%で政権末期としては民主化後の歴代大統領と比べて最も高く、支持者への影響力も大きい。挙党態勢で仕切り直す構えだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8733e609aa4d7fe5709f2304460a514c45c7006f

文大統領も自信がやってきたことなのだから受け入れるしかないだろう。文大統領自身は中立でなければならないので、今後は見守るしかない。心の中では李氏の当選を必死に願っているだろう。

しかし、文大統領も、やましいところがなければ真っ向から受けて立てばいいのだ。感情的に謝罪を要求するあたり、かなりやましいところがあるのかもしれない。







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