• HOME
  • 政治ニュース , 野党
  • 国民民主党が政府予算案に賛成 他の野党「事実上の与党宣言」と批判 立民泉代表「野党とはいえない選択だ。非常に残念な判断だ」⇒ネット「納得のできる予算案だったのなら、賛成もありでしょう」

国民民主党が政府予算案に賛成 他の野党「事実上の与党宣言」と批判 立民泉代表「野党とはいえない選択だ。非常に残念な判断だ」⇒ネット「納得のできる予算案だったのなら、賛成もありでしょう」




衆院予算委員会で国民民主党が政府提出の令和4年度の当初予算案に賛成した。異例なことだが、国民民主党は内容を見て賛成の判断と取ったのだと思われる。他の野党は「事実上の与党宣言」「与党に入りたいのか」と批判した。

立憲民主党の泉健太代表は「野党とはいえない選択だ。非常に残念な判断だ」と指摘したうえで「まずは真意を聞きたい。対話そのものは丁寧に続けていきたい」と語った。

立憲民主党の泉健太代表は21日、国民民主党が衆院予算委員会で令和4年度予算案の採決で賛成したことについて「野党とはいえない選択だ。非常に残念な判断だ」と記者団に指摘した。「予算案への賛否は、首相指名と同じぐらい重い。与党か野党かということまで問われるぐらいの大きな採決だ」とも語った。

泉氏は、今後の野党連携や夏の参院選での候補者調整に影響を与えるとの認識を示した。国民民主に関し、「私たちは自民党に代わる政権の選択肢となりうる政策を提示してきた。(予算の)政府案に賛成するということは、選択肢ではなくなってしまうということだ」と述べた。

そのうえで「立民は(政府与党への)対抗勢力として頑張らなければならない」と立場の違いを強調した。

泉氏は「まずは真意を聞きたい。対話そのものは丁寧に続けていきたい」とも語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e54e43817a525b5b8f48fd0fb8482567a0ea3eaf

立憲民主党 泉健太代表
「与党と論戦をする政党が一つ減るというふうに言わざるを得ない。非常に信じ難い対応」

立憲民主党の泉代表は、国民民主党が2022年度の予算案に賛成したことについてこのように批判した上で、国民民主党に対し、真意を確かめる考えを示しました。

一方、国会対応で国民民主党と協力する日本維新の会の藤田幹事長は、「政権与党に入りたいのか。そういう形に捉えられても仕方ないのではないか」と苦言を呈したほか、共産党の小池書記局長も「事実上の与党宣言であると受け取らざるを得ない」と指摘しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5c978051e6dcedd28a9569f73e2f6c9a2f2fd0c0

立憲民主党は否定しているが、「否定(批判)ばかり」の印象が強く残っている野党から国民民主党は一線を画したい思惑もあったのかもしれない。

国民民主党は、衆院選後に政府与党に「是々非々」で対峙する現実路線の野党として、国会運営で連携していく方針を示し、玉木代表は「是々非々、政策本位で判断していく立場に立ち戻る」と説明していた。今回の件でも「11日の党大会で「国会対応は政策本位で与野党を問わず連携する」との活動方針をまとめていた。党幹部は「従来型の野党としてではなく、政策本位で存在感を高める」と述べ、「対決型」からの転換を進めていく考えを示した」(参考)と報じられていて、是々非々を実践したとみられる。

ネット上では「国民民主党はそもそも立民とは連携しないと言ってるし、泉代表が批判するのは筋違い」「予算審議をした上で与党案に納得したから賛成した。ただそれだけ」「本当に納得のできる予算案だったのなら、賛成もありでしょう」「国民玉木氏は立憲共産党の様な反対ありきの反対は国民に求められていないとちゃんと理解しているのだと思います」と今回の国民民主党の判断を肯定した意見が多く上がっている。

だが、国民民主党も、今回の判断が党内で一致したものではないようだ。毎日新聞によると、「党内では前原誠司代表代行が方針に反対。国民民主党は予算委理事会の出席者を前原氏から差し替え、締めくくり総括質疑の質問者も前原氏から玉木氏へ変更した」とひと悶着あったそうだ。(参考

とはいえ、今回の国民民主党の判断に自民党は歓迎するとともに、今後も政策提言の話があれば聞く耳を持つ姿勢を見せた。

岸田文雄首相は21日の自民党役員会で、国民民主党が衆院予算委員会の令和4度予算案採決で賛成したことについて「与党として歓迎したい。国民民主から今後、政策提言などの話もあると思うので、聞く耳は持っていきたい」と述べた。茂木敏充幹事長が記者会見で明らかにした。

首相は役員会で、同日昼に国民民主の玉木雄一郎代表から「新型コロナウイルス禍、国際情勢など内外情勢緊迫の折、本予算に賛成する」と連絡があった、と説明したという。

茂木氏は記者会見で、国民民主について「非常に責任ある立場(対応)だ」と述べた。

また、賃上げ、景気回復、原油価格高騰対策などに関し「国民民主の基本的な方向性は政府とも一致する中で、提言や案を持っていると思う。話(提言)が来れば、われわれとしても真摯(しんし)に対応するのは当然のことだ」と述べた。ただし、こうした提言について「話し合っているわけではない」とも強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7e2b6db482aa4bee74fc90875d1ef68b69df4c

これは色々面白くなってきそうだ。他の野党が「事実上の与党宣言」と述べたように、国民民主党が与党入りか?自民党が公明党との関係を解消して国民民主党と組むのか?など、いろいろ想像してしまう。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!