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我国をめぐる厳しい安全保障環境!ロシア軍が異例の行動を取り、そして北朝鮮は相変わらずのミサイル発射!安全保障関連3文書の改定は急務だ!

ロシアのウクライナへの侵攻は我国の安全保障にとっても注視しなければならない。2月24日にロシア軍はウクライナへの侵攻を開始したが、岸防衛相は、ロシア軍の異例の行動を22日の記者会見で明らかにしている。

そして我国はロシアだけを警戒すれば良いわけではない。中国や北朝鮮もあるのだ。その北朝鮮はまたしてもミサイルを発射している。

厳しさを増す我国の安全保障環境。安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画の安全保障関連の3つの文書の改定は喫緊の課題だ。

岸防衛相が明かしたロシア軍の異例の行動!!

ウクライナに世界中の注目が集まるが、ロシア軍はなにもロシア西部にだけいるのではない。当然極東にもロシア軍はいる。

岸防衛相が22日の記者会見でロシア軍の異例の行動を指摘している。

ロシアは、当該演習において、ICBM、SLBM、空中発射型ミサイル(ALCM)などの様々なミサイルを発射した旨発表するとともに、ウクライナ周辺に所在する南部軍管区及び黒海艦隊も演習に参加した旨、明らかにしています。

また、このうちICBMについては、ロシア西部から発射し、わが国北方のカムチャツカ半島に着弾させていたとしています。通常であれば、秋頃に行われる当該演習をこの時期に行うとともに、ICBM、SLBMや爆撃機といったいわゆる「核の三本柱」を運用しない南部軍管区及び黒海艦隊の参加も得て、核戦力・非核戦力の双方のミサイル発射演習を行ったことは異例であります。ロシアは、今般のウクライナ情勢における緊張の高まりを受け、国際社会に対し、核戦力・非核戦力を含むあらゆるレベルにおいて能力を発揮することができることを誇示する狙いがあるとみられます。


(出典 防衛省・自衛隊公式TWITTER)

引用元 防衛大臣記者会見

通常とは異なる時期に当該演習を行っていたというのだ。岸防衛相が指摘するように、異例の時期の軍事演習が力の誇示であるなら、我国として見過ごすことは出来ない。

このロシアの横暴だけを注視していれば良いというほど、我国の安全保障環境は単純なものではない。我国のそばには北朝鮮もいるのだ。

北朝鮮、ウクライナ侵攻の間隙を狙う??

ロシアが異例の時期にミサイル発射訓練を行ったかと思えば、ウクライナ侵攻が始まった後には北朝鮮がミサイルを発射した。

岸大臣は「北朝鮮は、ことしに入ってから、巡航ミサイルの発射発表も含めれば8回に及ぶ高い頻度で、新たな態様での発射を繰り返している。北朝鮮が急速かつ着実に関連技術や運用能力の向上を図っていることは明らかで、断じて許されず、見過ごすことはできない」と述べました。

また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中での北朝鮮の弾道ミサイル発射について「仮に国際社会がロシアによるウクライナ侵略に対応している中で、この間隙を縫って行われたものであれば、断じて容認できない」と述べました。


(出典 防衛省・自衛隊)

引用元 北朝鮮弾道ミサイル EEZ外に落下と推定 防衛相「強く非難」

岸防衛相の言うように、だ。今年に入って8回目のミサイル発射だ。8回のミサイル発射の内、1月5日に発射されたものについて新型の弾道ミサイルとの指摘もある。(参考

この北朝鮮の動きは、我国はもちろん、地域の平和と安全を脅かすものに他ならない。

我国が注意しなければならないのは、ロシア、北朝鮮の他にも中国がいる。こうした国々に十分に対応する為には、安全保障関連3文書の改定が急務だ。

岸田総理、岸防衛相には、3文書の改定、そして我国の必要な防衛力の強化に努めてもらいたい。


(出典 防衛省統合幕僚監部公式TWITTER)

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