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政府、ウクライナに自衛隊保有の物資を提供へ⇒立民・安住氏「緊急事態だから理解できる」共産・田村氏「反対と表明は考えていない」から「我が党として賛成できない」




政府はウクライナに自衛隊が保有する物資の提供を行う方針を示した。武力攻撃を受けている国への自衛隊装備品の提供は異例だ。よくぞ判断したと評価したい。しかし、この中の「防弾チョッキ」などの装備品が物議を呼んでいるようだ。

政府は、ロシアから軍事侵攻を受けているウクライナ政府からの要請を踏まえ、防弾チョッキやヘルメット、それに防寒服や非常用の食料など、自衛隊が保有する物資などを提供する方針を決めました。松野官房長官は、防衛装備品の輸出を一定の条件のもとで認める「防衛装備移転三原則」の範囲内であり殺傷能力を持つ物資は提供しない考えを示しました。

政府は、4日午後1時すぎからおよそ15分間、総理大臣官邸でNSC=国家安全保障会議の閣僚会合を開き、岸田総理大臣や岸防衛大臣らが出席しました。

会合ではロシアから軍事侵攻を受けているウクライナ政府からの要請を踏まえ、防弾チョッキ、ヘルメット、防寒服、天幕、カメラのほか、衛生用品や非常用の食料、発電機といった自衛隊が保有する物資などを提供する方針を決めました。

輸送は自衛隊機などで行い、関係省庁で調整を急ぐことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220304/k10013514621000.html

これには立憲民主党の安住淳前国対委員長も理解を示す。

立憲民主党宮城県連の安住淳代表は5日、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、自衛隊の防弾チョッキなどの物資をウクライナに無償提供する政府方針に理解を示した。「緊急事態だから、殺傷兵器でない限り個人的に理解はできる。問題を指摘する人もいるかもしれないが、(政府は)ぎりぎりやれる部分を探したのだろう」と仙台市内で記者団に語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e301937d56fb45cf41f62fc7d6c3a6305d67a8e4

共産党の田村智子政策委員長は「この場で反対と表明することは考えていない」から一転して「我が党として賛成できない」と述べた。

 共産党の田村智子政策委員長は5日、国会内で急きょ記者会見を開き、防弾チョッキなどの防衛装備品の対ウクライナ供与に反対しないとした自身の4日の発言を撤回した。

田村氏は4日の記者会見で、政府による防弾チョッキなどの供与について見解を問われ、「この場で反対と表明することは考えていない」と答えた。5日の記者会見では、この発言について「党内で相談しないで行った」と釈明し、「防弾チョッキであっても、防衛装備品の供与は我が党が反対してきた武器輸出にあたる。我が党として賛成できない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fa63764103a1a4d558105aac9c56c2b71e344c87

田村氏個人は反対ではないが、共産党内からおしかりを受けて一転したというところだろう。

これに関しては安住氏の「緊急事態だから、殺傷兵器でない限り個人的に理解はできる」という認識が正常な判断だと思う。平時と緊急事態を一緒くたにしてはいけない。

さらに安住氏は共産党の反発に対し「それぞれの党の考えだろう」としたうえで「プーチン露大統領はならず者だ」「金融なんかは徹底的に制裁した方がいい。痛みを感じさせ、高い代償となったと思わせないといけない」と述べた。

自衛隊の物資提供をめぐっては共産党の田村智子政策委員長が「防弾チョッキであっても防衛装備品の供与は党が反対してきた武器輸出だ」と反発していることについては「それぞれの党の考えだろう」と述べるにとどめた。

その上で、ロシアの軍事侵攻について「ナチス・ドイツが(1939年に)ポーランドを侵攻したときと同じ。そんな非常識なことを近代社会でやるから、プーチン露大統領はならず者だ」と非難し、「金融なんかは徹底的に制裁した方がいい。痛みを感じさせ、高い代償となったと思わせないといけない」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e301937d56fb45cf41f62fc7d6c3a6305d67a8e4

珍しく安住氏と意見が一致した。







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