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譲歩しないと中国は寄ってこないに、高市早苗政調会長「どんな譲歩ですか~中国に対して~」と顔をしかめる




6日放送のフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」での自民党の高市早苗政調会長と橋下徹氏の討論がネット上で話題になっている。

その中で、橋下氏がロシアへの制裁に関して、「中国を引き込まないと効果が薄い」と訴えるなどのやり取りがあり、橋下氏が「何かしらの譲歩がないと中国は寄ってこない」と述べると高市氏は「どんな譲歩ですか~中国に対して~」と顔をしかめる場面があった。

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、自民党の高市早苗政調会長と橋下徹元大阪市長が6日のフジテレビ番組で激論を交わす場面があった。

ロシアに対する経済制裁について、橋下氏は「中国を取り込まないと制裁の効きが弱いともいわれている」と指摘。実効性を高めるには中国の協力が必要として、「中国に頭を下げてでも、こっちに付いてもらう必要あるか」と問いかけた。

これに対し、高市氏は「中国に頭を下げる必要はない」と反論した。ウクライナを救うために「何かしらの働きかけは必要だ」とも語ったが、橋下氏は「何かしらの譲歩がないと中国は乗ってこないじゃないか」とたたみかけた。

高市氏は「どんな譲歩か」と不快感を示したうえで、日本が欧米と歩調を合わせてロシア中央銀行との取引制限措置や、国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの銀行7行を排除したことなどに触れ、「経済制裁は効いてくる」と強調した。

https://www.sankei.com/article/20220306-SWWLIMU42VMHNAKPGUSIAOZKEE/

今回の番組をめぐりツイッター上では「#橋下徹をテレビに出すな」がトレンド入りしてしまった。在日ウクライナ人とのやり取りを含め、ネット民の不満が爆発してしまったようだ。

中山泰秀前衆議院議員も番組編成に疑問を抱き次のように投稿。

渡部篤元衆議院議員は「橋下徹氏の発言は、自由世界を分断する発言をしている」と投稿。

ジャーナリストの有本香氏は最近の橋下氏は往年の田原総一朗氏に似ていると投稿。

番組後に橋下氏本人はツイッターに「戦う一択の高市さんは国家指導者として危険だ」と投稿。

戦争を止めたい、ウクライナの人々に死んでほしくないという橋下氏の心情は察するが、答えの方向がウクライナの降伏に向かっているため多くのバッシングを受けている。自由主義陣営がやるべきことはウクライナに降伏を促すのではなく、主権国家に侵略を行ったロシアを後悔させ撤退させることだ。ウクライナが引いてしまったらウクライナの主権が二度と戻ってこない可能性さえある。

番組ではロシアのウクライナ侵攻を巡り橋下氏の「最高指揮官ならどこをゴールにして戦わせる?」との質問に高市氏が「申し訳ないですけど最後まで」と答えた一幕があったが、これは、高市氏が最高司令官ならギリギリまで自国の主権を守り抜くという意味だ。

橋下氏は「国家指導者として危険」というが、国家指導者としてあるべき姿だと思う。

そして、このような事態に陥らないようにするのも国家指導者の務めだ。同番組内で「核シェアリング」が話題となり、「核シェアリング議論」についてアンケートをとったところ、議論は「認められる」が76%で圧倒的だった。

くれぐれも「核を持て」と言う意味ではないことを理解しておいてもらいたい。「核シェアリングを含みあらゆる議論をタブー視せずに行う」と言う意味だ。

高市氏も次のように見解を述べている。

 高市氏は、「今、議論しないといけないのは非核三原則なんです」と話した。その上で核兵器を「持たず・作らず・持ち込ませず」の非核三原則の中の「持ち込ませず」の原則について「私は歴代の政権を踏襲しています」とし、2010年の民主党政権での政府答弁や14年の安倍内閣での岸田外務相の答弁、「『持ち込ませず』の部分は将来の政権が判断し、議論を縛るべきじゃないという答弁について閣議決定までしているんです」と紹介した上で、「『持たず』『作らず』はアウトとしても、緊急時に『持ち込ませず』については、将来の政権を縛ってはいけない。非核三原則を守るのか。それか国民の命を守るのかという厳しい状況になったとき、この判断を時の政権がして、議論は縛っちゃいけない。これがずっと政府のスタンスなんです」と述べた。

中略

高市氏は「NATOの核シェアリングのように、例えば政治的な決断とか政治的な責任とかそこまで共有できるか、今の日米同盟の中で。共有できるかどうかは、どうかなと思いますけど、NATOの今の現状を勉強して議論することは大事」とした上で、「私はなんといっても非核三原則の『持ち込ませず』というところ。これは極端な意見だと。非核三原則を守るべしという人の中には、有事になっても核兵器を搭載した米国の艦船が日本の領海内を通過してもダメ、領空を飛んでダメというような議論まであるんです。今だって大方みなさん、米国の核の傘の下で守られているって平気で言っているでしょ。でも、いざとなったら核抑止力がまったく機能しないということを言っているのと同じことになりますよね。だから、有事の時に持ち込ませずというところについては自民党内でも議論したいと思います」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d340802c5a6b879709cfb07c3342133f7cde0874

かつては日本人は平和ボケなどと言われてきたが、台湾問題、尖閣問題、北朝鮮のミサイル問題、そしてウクライナ侵攻と、これだけのことを目の当たりにしてきたらさすがに思考停止ではいられないということだろう。

世界と照らし合わせ、どのように国民を守り抜くかのタブーなき議論に多くの国民が期待している表れだ。







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