立民・小沢一郎議員が執行部に苦言 期待が集まらないのは「国民の胸にビンと来るような主張、訴えをしないからだ」
立憲民主党の小沢一郎議員が党が訴える政策について苦言を述べた。小沢氏をめぐっては毎日新聞が「小沢一郎氏を激怒させた泉代表の「人事」 立憲、危うい内輪モメ」と、人事をめぐって小沢氏が不満を漏らしていることを報じた。
小沢氏は人事に続いて今度は政策について物申した。
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は12日、東京都内で講演し、党に国民の期待が集まっていないとした上で「国民の胸にビンと来るような主張、訴えをしないからだ」と執行部に苦言を呈した。
党が掲げる「ジェンダー平等」に関し「どういうことだと聞かれても、ほとんどの人が分からない」と主張。小沢氏が提唱してきた「国民の生活が第一」を例に挙げ「政治の主張はきちんとした哲学、論理に基づき、国民にとって分かりやすいものでなければならない」と語った。
朝日新聞が発言録を配信していたので参考に。
■立憲民主党・小沢一郎氏(発言録)
(立憲民主党などが掲げる)ジェンダー(平等)とか多様化とか、それがどういうことかほとんどの人が分からない。分からないようなことを政治家が言ってもしょうがない。
かつて「国民の生活が第一」(を掲げた)。今もそうだが、国民の皆さんには非常に分かりやすい話。やはり政治の主張、訴えは国民にとって分かりやすいものでなければならない。自分だけ分かったようなこと言っても、聞いている人が全然分からないのでは意味がない。
我が党がなぜ、国民の期待感が盛り上がらないのか。それは国民の胸にピンとくるような主張、分かりやすい訴えをしないからだ。そういう意味で、その時々のはやりに乗る必要はない。本当に政治がなすべきこと、その責任、その義務をきちんと言葉として国民に伝えること。それが大事だ。
記事では「苦言を呈した」とあるが、果たしてこれが忠告なのか、現執行部への不満の意味を込めているのか。
泉代表は野党のまとまりを訴えているが、先に党内をまとめた方がよろしいのではないだろうか。