小学1年児童、給食を昼休みまで食べてた時に8人の同級生にいじめられる⇒学校「ポピュラーな遊び」 集団リンチがポピュラーな遊び?学校がいじめの原因を作った可能性もあるのでは?
仙台市内の小学1年生男子児童が、同級生8人にトイレに連れていかれ殴る蹴るの暴行を受け全治4週間と診断された。児童はこのいじめが原因で不登校になったという。
市教育委員会は、いじめ防止対策推進法で定める「重大事態」と認定する方針を固めたよう。小学1年生の児童がこのような集団リンチを行ったことに驚いたのだが、さらに驚いたのは学校側の説明だ。学校側からは「ポピュラーな遊びだった」「加害者側もたたかれた」などと回答され、いじめは否定されたという。
私の人生で1対8でボコボコにする遊びなんて見たことも聞いたこともない。
仙台市立小学校の男子児童がいじめを受けて不登校になったとして、市教育委員会は、いじめ防止対策推進法で定める「重大事態」と認定する方針を固めた。児童の欠席日数は認定の目安となる30日を超え、15日で連続50日に上る。市教委は「事実確認で時間がかかっている」として、対応の遅れを認めている。
保護者によると、小1の男子児童は昨年12月15日、時間内に食べ終わらなかった給食を昼休みに食べていた時、同級生にトイレへ連れて行かれ、児童8人から胸や背中などを殴ったり蹴られたりしたという。受診した小児科で「全身打撲」「急性ストレス反応疑い」で全治4週間と診断された。
学校に対して調査を求めた保護者によると、学校側からは「ポピュラーな遊びだった」「加害者側もたたかれた」などと回答され、いじめは否定されたという。男子児童は同16日から不登校が続いている。
保護者は市教委に話し合いを求め、今月4日に状況を説明した。これを受けて市教委は「いじめがあったという前提で、学校内で詳しい状況を確認している」として、重大事態として第三者を含む「いじめ調査委員会」を学校に設け、調査する。
事案の発生から3か月が経過し、保護者は「子どもが学校へ行けない日が続いている。市教委は実態を正しく確認して説明してほしい」と求める。学校側は14日、読売新聞の取材に対し、「個別案件には答えられない」としている。
私だったら集団リンチを「ポピュラーな遊び」と認識する学校に子供を通わせたくない。しかも喧嘩両成敗にしたいようだが、身の危険を感じたら反撃もするのは当然だ。
ネット上でもいじめ行為よりも、学校側の説明の「ポピュラーな遊び」に火が付いた。
旭川女子中学生凍死事件でも学校側はなかなかいじめを認めなかった。なぜ学校はいじめを認めないのか?一部ではいじめがあると人事考課制度で減点がついてしまうのでなかなか認めないという話もある。知らないところでの生徒の暴走に対して教師が減点されるのも酷な話だと思うが、常にアンテナを張って児童たちを把握しきれていないという点では減点も仕方ないだろう。
そもそも、今回は給食を昼休みまで食べさせた教師に問題があり、報道を見る限りはこの行為がいじめにつながったと考えられる。昭和の時代に昼休みまで給食を食べている児童が同級生に馬鹿にされることはよくあった話だが、このようなことが令和の時代にも行われていることが驚きだ。教師がいじめの原因を作った可能性も考えるべきだろう。しっかりと調査し、いじめが給食をめぐってのものなのか調査すべきだ。もしそうならこれを機に給食の食べ残しについても考えるべきだ。もしかしたら学校側も給食を昼休みまで食べさせていたことをまずいと判断していじめを否定しているのだろうか?どちらにしても市教育委員会には徹底調査してほしい。
小学1年生の力だったから4週間のけがで済んだのかもしれない。これが中学生や高校生が同じことをしたら命に係わるかもしれない。それでも学校は「ポピュラーな遊び」と言えるのだろうか。