ロシアの平和条約締結交渉中断発表に抗議の意を示した岸田総理に、立民・福山前幹事長「抗議するということは交渉を継続してほしいというメッセージにとられないか」
立憲民主党の福山哲郎前幹事長がまたも頓珍漢な指摘をした。
福山氏は、日本との平和条約締結交渉を中断すると発表したロシアに、政府が「不当なものだ」と強く抗議したことに対して「抗議するということは交渉を継続してほしいというメッセージにとられないか」と述べた。
立憲民主党の福山哲郎前幹事長は２２日の参院予算委員会で、日本との平和条約締結交渉を中断すると発表したロシア外務省に岸田文雄首相が抗議の意を示したことについて「抗議するということは交渉を継続してほしいというメッセージにとられないか」と追及した。
いったい何を言っているのだろうか？交渉を断てとでも言いたいのだろうか？それは北方領土を諦めるということになる。今は交渉できる状況ではないとしても、僅かでも交渉の余地さえ残しておけば、もしもプーチン政権が失脚したら交渉のチャンスが広がるではないか。
しかも、岸田総理は「今回の事態は全てロシアによるウクライナ侵略に起因して発生しているものであり、それを日露関係に転嫁しようとするロシアの対応は極めて不当であり、断じて受け入れることができない。逆に日本として強く抗議するところだ」としっかり説明している。
いかにも日本の経済制裁が不当なものと言いたいがのごとく、日本による経済制裁を理由に中断するとしたロシアの姿勢に岸田総理は抗議を表明したのだ。
岸田首相は22日、ロシア外務省が、日本からの制裁への対抗措置として、北方領土問題を含む平和条約交渉を停止すると発表したことに対し、「今回の事態は全てロシアによるウクライナ侵略に起因して発生しているものであり、それを日露関係に転嫁しようとするロシアの対応は極めて不当であり、断じて受け入れることができない。逆に日本として強く抗議するところだ」と述べた。
この問題を巡っては、21日、ロシア外務省が「日本との平和条約交渉を続けるつもりはない」などとする声明を発表。
北方領土の元島民によるビザなし訪問を打ち切り、北方四島での共同経済活動に関する対話からも撤退するとしている。
ウクライナ情勢をめぐり「日本がロシアに対して一方的に科した敵対的な制限に対する措置」だとしており、「すべての責任は東京にある」と主張している。
しかも、福山氏の発言は、岸田総理の説明があった後のものだ。
あげ足ばかり取ろうとするからこんなことを言い出すのだ。