静岡県の川勝平太知事に静岡県政史上2回目の異例事態!!来年度予算案が可決されるも、可決されたのは修正案!!
定期的に話題を提供してくれる稀有な知事。それが川勝知事だ。失言から不信任案が提出されそうになり、反省を示していた川勝知事だが、今回もまたしても異例の事態が発生している。
来年度予算案の採決が行われ、無事に来年度予算が成立した。だが成立した予算は知事側が議会に提出した予算案ではなく、最大会派の自民改革会議が提出した修正案だったのだ。
修正案を提出したのには理由がある。それが「非常勤特別職」をめぐる争いだ。修正案ではこの「非常勤特別職」の報酬がカットされたのだ。
修正案が可決される異常事態。川勝知事は、どうするのか??
「幸せをつくる予算」として意気込んでいた川勝知事!
2月、当初予算を編成した川勝知事は、その当初予算について「幸せをつくる予算」と意気込みを語っていた。
川勝平太知事は2022年度当初予算案を発表した10日の記者会見で、新型コロナウイルス禍の危機を乗り越え、社会経済活動の再興を図る予算編成になったとし「幸せをつくる予算。未来を開く一種の可能性を秘めている」と強調した。
最重要課題にコロナ対策を挙げ「危機管理上の一番の柱。ここにお金を惜しむことはできない」と防疫先進県として予算を重点配分したと説明。一方で、感染拡大は県民の協力でいずれ収束するとの見方を示し、持続可能な県土づくりに向けて「許されるお金は積極的に使う」と述べた。
(略)
川勝知事が自身の掲げる静岡県の将来像を実現する為に編成した当初予算。
この記者会見で川勝知事が話していることに何一つ文句はない。しかし、だ。県議会最大会派の自民改革会議はこの当初予算を問題視し、修正案を提出する運びになった。
最大会派が問題視した知事の側近への報酬!
川勝平太知事が自信をもって提出した当初予算。しかし、そこに含まれていた知事の側近の非常勤特別職の報酬について疑問の声が上がっていた。
県議会総務委員会委員長 自民改革会議 河原崎聖県議:「篠原特別補佐戦略官および土屋特別補佐官については、専門的な知識・経験、または執権を有するか、および職務内容が助言の範疇で成立するかの2点について、納得感のある説明がなされているとは言い難い。東郷補佐官については、助言を継続的に受けることが県民生活に必要であると認めるに至る説明は得られておらず、また職務実態に比べて報酬が過大であるとの意見もありました」
引用元 川勝知事側近の報酬ゼロの当初予算案の修正案可決に 知事野党「正常な行政の形に」 与党「原案提出前に言うべき」 静岡県
非常勤特別職の報酬に厳しい視線が向けられるのは当然だ。語って県議に言わせれば、職務内容や報酬について納得できる説明がなかったと言うのだ。
静岡県議会で、当初予算ではなく修正案が可決されたのは2度目という異例事態だ。(参考)
この事態を受けて川勝知事は「二度とこうしたことで議会を煩わせないようにしたい」(参考)と見直す方針を示している。
特別補佐戦略官や特別補佐官、補佐官は川勝知事の最側近と言っても過言ではない。そうした任用が議会から「反対」が突きつけられた意味は大きい。
知事になって13年目にして突きつけられた修正案可決という異常事態。川勝知事には猛省した上で県政運営を行ってもらいたい。
(出典 静岡県庁)