鳩山由紀夫元首相がまたも大炎上、ゼレンスキー大統領に対して「なぜ彼はロシアの侵攻を止める外交努力をしなかったのか」
鳩山由紀夫元首相のツイートがまたも話題となった。昨夜16日にウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説を行い、ウクライナの惨状を訴えたうえで、日本によるロシアへの経済制裁を感謝し、引き続き継続するよう訴えた。
そのゼレンスキー大統領の演説前に、鳩山氏はツイッターに「私は訊きたい。なぜ彼はロシアの侵攻を止める外交努力をしなかったのか」と投稿した。被害者側を批判したことでもちろん炎上状態だ。
鳩山氏は3月1日に「ウクライナのゼレンスキー大統領は自国のドネツク、ルガンスクに住む親露派住民を「テロリストだから絶対に会わない」として虐殺までしてきたことを悔い改めるべきだ。なぜならそれがプーチンのウクライナ侵攻の一つの原因だから」とツイートして批判を集めていた。
鳩山由紀夫元首相が23日、自身のツイッターを更新し、ウクライナのゼレンスキー大統領に「なぜ外交努力をしなかったのか」と疑問を投げかけた。
ゼレンスキー大統領はこの日、日本の国会でリモート演説を行った。鳩山氏のツイートは演説前の午後5時19分に投稿された。
鳩山氏は「ウクライナのゼレンスキー大統領が国会で演説すると言う。私は訊きたい。なぜ彼はロシアの侵攻を止める外交努力をしなかったのか。」と問いかけた。ゼレンスキー大統領は欧米各国の議会で演説を行い、ロシアの侵攻を止めるために協力するよう呼びかけている。しかし、鳩山氏は「熱狂の先に平和はない。」と断言。「今、日本人に必要なのは、誰を支持する、しないと叫ぶことではなく冷静になることである。そして、如何にして平和を創るかに協力することである。」とした。ただ、「協力」の具体的な内容などの記述はなかった。
ウクライナのゼレンスキー大統領が国会で演説すると言う。私は訊きたい。なぜ彼はロシアの侵攻を止める外交努力をしなかったのか。熱狂の先に平和はない。今、日本人に必要なのは、誰を支持する、しないと叫ぶことではなく冷静になることである。そして、如何にして平和を創るかに協力することである。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) March 23, 2022
プーチン大統領はウクライナやNATO諸国など、各国から呼びかけがあったにもかかわらず、聞く耳を持たず侵攻に踏み切ったことを知らないのだろうか。
鳩山氏はプーチン大統領の主張する「正当防衛」を鵜呑みにしてしまっているからこのようなウクライナ批判を続けるのだろう。
また、鳩山氏は安倍元総理に対して「プーチンにウクライナから手を引けと訴えるべき」とツイートしていたが、あなたも元総理だという突込みが相次いでいた。
安倍元総理は二十数回プーチンと会談して信頼関係を築いたと述べてましたね。こういう時こそ友愛精神を発揮すべきです。ウクライナに軍事的な装備品を提供するよりも、プーチンにウクライナから手を引けと訴え、返す刀でゼレンスキーにNATO加盟を諦めさせる平和外交を行うべきです。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) March 18, 2022
しかも、鳩山氏もクリミア併合後にクリミアに訪れていて、演説の内容をプーチンの側近から大歓迎されていた。鳩山氏もパイプを持っているのではないだろうか。
ご本人は「ハト」のつもりで飛んで行ったのだろうが、ロシアの側からすれば間違いなく「カモ」である。しかも、隣には「タカ」が爛々と目を光らせたりしているから、話はややこしいのだ。
鳩山由紀夫元総理がこれまで繰り返してきた“宇宙人的言動”は、改めて説明する必要もあるまい。だが、3月9日から強行したクリミア共和国訪問は、さすがに驚いた人も多いはずだ。何しろ、クリミアが昨年ロシアに併合されたことに端を発して、ウクライナでは内戦が勃発。西側諸国がこぞってロシアを非難し、G7などによる制裁が行われている真最中である。にもかかわらず、ロシアから発給されたビザで現地に入った鳩山氏は、ロシア政府が泣いて喜ぶような応援演説をぶって回ったのだ。
「多くの日本国民は間違った情報で洗脳されてしまっている」
「クリミアがロシアの一部に戻ったことは、必然かつ肯定されることで、昨年の(ロシア編入の)決定の正しさを証明している」
これを、プーチンの側近といわれるナルイシキン下院議長やモルグロフ外務次官が大歓迎したのはご存じのとおり。さらに鳩山氏は“美人すぎる検事総長”で有名なポクロンスカヤ女史とも会って、彼女を会長にした「日本クリミア友好協会」設立で合意するというオマケの一幕もあった。
だが、当然のことながら、いくら宇宙人でも度が過ぎると、日本政府からも、そして古巣の民主党からも批判の声が上がる。
大手紙のモスクワ特派員が言う。
「鳩山氏の訪問には官邸サイドは怒りを通り越して呆れるばかりです。菅官房長官も“何を考えているのか”と困惑していましたが、それもそのはず。もし、クリミアで行われた住民投票を北方領土でやられたら、日本としては非常に困るからです。日本政府の元首脳が不法な占領を追認することにもなる。政府はロシア制裁に同調しつつも、北方領土返還交渉を念頭に置いて慎重姿勢で臨んできたのですが、鳩山氏の訪問は、それをぶち壊しかねないインパクトがあった」
引用元 クリミア訪問「鳩山由紀夫」元総理への大ブーイング――「猪瀬直樹」前都知事に徳洲会マネーを斡旋した大物右翼を伴って……
ツイッターで好き勝手発言しているだけならまだいいが、元首相となると各国に行って演説する機会があり、鳩山氏の発言が日本の認識と受け取られかねないから厄介だ。
このようにクリミアを訪問し、また、中国や韓国にのこのこ出向いて好き勝手なこと言っているのだから、人に言う前に鳩山氏がロシアに飛んでプーチン大統領に訴えてみてはいかがだろうか。それでだめなら「私ではダメだったので安倍さんお願いします」とするのが筋だろう。
いずれにしても空気も読めなければ情勢も読めないのは相変わらずだ。