【今更】ロシアの通信当局がグーグルニュース遮断 もう遅いのでは…
ロシアの通信当局が、ウクライナ情勢に関するインターネット上で偽情報にアクセスさせているとして、米グーグルのニュース検索サービス「グーグルニュース」を遮断したと明らかにした。
ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ監督庁(ロスコムナゾル)は、米アルファベット子会社グーグルが手掛けるニュース集約サービスの「グーグルニュース」の接続を遮断した。ウクライナにおけるロシアの軍事活動に関する「偽情報」へのアクセスを許可しているというのが理由だ。インタファクス通信が23日伝えた。
インタファクスによると、ロスコムナゾルはロシア検察当局の要請に基づいて遮断に動いた。ロスコムナゾルは、グーグルニュースがウクライナ地域の特別軍事活動を巡り、信頼できなかったり、重大情報を含むさまざまなニュース素材や発表を入手する方法を提供した、と説明しているという。
ロシアでは、軍に対する信頼を傷付けかねない報道を取り締まる新たな法律が制定されている。
グーグルはコメント要請に応じていない。
偽情報というよりはロシアにとって都合の悪い情報といった方がいいだろう。
ネット上の情報統制は中国も行っていて、インターネット使用・閲覧に制限があることは有名だ。検索できないワード(例:「天安門事件」や「くまのプーさん」など)などもあり、GoogleやFacebook、YouTubeなどにはアクセスできない。また、中国共産党当局が許可した以外のメディアの情報を転載した事業者は処罰の対象となっている。
独裁者会のやることはどこも同じだ。
海外の情報を制限して反プーチンの機運が高まらないようにしているだけだろうが、時すでに遅し感はぬぐえない。ロシア各地でデモは発生しているし、富豪は逃げ出すし、ロシアのアスリートは戦争をやめろと訴えている。やるなら侵攻前にすべきだったのではないだろうか。それとも、まさかここまで世界から批判されると思っていなかったのだろうか。
その辺は中国を見習うべきだったかもしれない。