• HOME
  • 政治ニュース , 野党
  • 国民・玉木代表「与党だから賛成、野党だから反対という従来の姿勢では現実に対応しきれない」「(立民との一本化調整は)なかなか難しい」

国民・玉木代表「与党だから賛成、野党だから反対という従来の姿勢では現実に対応しきれない」「(立民との一本化調整は)なかなか難しい」




これまでの野党のスタイルからの脱却を図ろうとしている国民民主党。玉木雄一郎代表は産経新聞のインタビューで「与野党関係なく、よい知恵と政策を出して日本を前に動かしてほしいという民意を感じた。与党だから賛成、野党だから反対という従来の姿勢では現実に対応しきれない」と述べた。是々非々で協力すべきは協力し、意見が違えば反論するという至極まっとうなスタイルを貫く姿勢のようだ。

また、玉木代表は夏の参院選に向けての立憲民主党との候補者の一本化調整については「なかなか難しい」と述べた。

国民民主党の玉木雄一郎代表が産経新聞のインタビューに応じ、ガソリン税を減税する「トリガー条項」の凍結解除を条件に令和4年度予算案に賛成した経緯や、夏の参院選に向けた立ち位置などを説明した。主なやりとりは以下の通り。

>国民民主・玉木代表 立民は共産との関係明確に

--なぜ予算案に賛成したのか

「トリガー条項の凍結解除との関係ばかりが注目されるが、トリガー以前に全議員に予算案に対する賛否を聞いた時点でも半々だった。公約に掲げたトリガーで交渉しようということになり、ガソリン価格の引き下げについてある種の道筋が見えてきたということで賛成した」

--他の野党は「与党化」と批判している

「昨秋の衆院選で議席を伸ばしたが、与野党関係なく、よい知恵と政策を出して日本を前に動かしてほしいという民意を感じた。与党だから賛成、野党だから反対という従来の姿勢では現実に対応しきれない」

「(支援団体の連合の)ある組合でも現役の組合員は多くが(最近の国民民主の対応に)賛成で、不満を漏らしがちなのはOBだ。産業界は急速に変化を迫られており、与野党の対立に付き合っている暇はない」

--夏に参院選がある。立憲民主党との関係は

「国際情勢が緊迫している中、非現実的な外交・安全保障政策を主張する政治勢力と組む気はない。立民は(基本政策が異なる)共産党との関係が明確になっていない。安全保障はどうなるのか。大きな矛盾をあいまいにしたまま選挙に臨むのは不誠実だ。立民と共産が候補を一本化する場合、政策協定など一定の約束をするはずだ。われわれも調整に加われば、その約束をのむことが条件になるが、それはできない」

--現時点で立民との一本化調整に応じる考えは

「なかなか難しい。そもそも、野党第一党の立民が野党全体をどうするかという構想を示していない。今や日本維新の会は大きな柱の一つだ。維新を含めて野党候補を一本化しないと意味がないのに調整対象から外している。つまみ食い的な一本化では意味がない」

--参院選にどう臨むか

「次の参院選は与党か野党かを選ぶ選挙ではない。野党の中でどういう考え方を持つ勢力を選ぶのか。与党も今の形でいいのか。与野党内で一定の選択が進むと思っている。国民にとって必要な政策で一致するものがあれば、与野党を問わず協力して実現につなげていく関係作りを進めていきたい」

--参院選後の連立政権入りがささやかれている

「そういう具体的な話はない。参院選では野党として自民党と戦うわけで、先のことがどうなるかよりも、まずは生き残りたい」

--争点は

「参院選は外交・安保、経済、エネルギーの3つぐらいを争点にすべきだ。政府の経済安全保障推進法案にはエネルギー安全保障の話がない。国民民主は総合的な経済安保基本法案を国会に提出している。われわれの考え方もどこかに必ず入れてもらいたい。電力の需給逼迫(ひっぱく)により極めて脆弱(ぜいじゃく)な状況にいることが分かった。安全基準を満たした原子力発電所は動かすべきだ」(大橋拓史)

引用元 「立民と一本化難しい」国民民主・玉木代表一問一答

このところの国民民主党と玉木代表の評価は高まってきている。一部では「本来の野党の姿」という意見もあった。中には「都ファとの連携がなければ」といった意見もあったが、ここは様子見だろう。

玉木代表は立憲民主党との連携について「なかなか難しい」と述べているが、立憲民主党に配慮して是々非々路線を修正するくらいなら関係を断ち切って独自の路線を歩んだ方が国民の支持がついてくるだろう。実際、日本維新の会もそれで躍進を果たしているのだから。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!