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日露平和条約締結交渉中断でアベガー再始動「安倍元首相がロシアの交渉停止発表でかいた赤っ恥」という記事も 批判すべきはロシアでは?ウクライナを非難する元首相と同じでは?




ロシア外務省が北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を中断すると発表したことでいわゆる「アベガー」がここぞとばかりに安倍元総理への非難を開始した。

Smart FLASHは「安倍元首相がロシアの交渉停止発表でかいた赤っ恥…27回会談、3000億円投資したのに成果ゼロで振り出しへ」という記事を配信。北方領土交渉が振り出しに戻ったことについて、まるで安倍氏をあざ笑うかのような記事だ。

ひとこと言うと、批判すべきはロシアだということを忘れてはいけない。

 北方領土が大きく遠のいた。3月21日、ロシア外務省は「現在の状況で日本と平和条約交渉を続けるつもりはない」と発表。長らく続いた、日本とロシアの北方領土を巡る交渉は、振り出しに戻ったことになる。

ロシアのウクライナ侵攻をうけ、日本はロシアに経済制裁を科している。これに対し、ロシア外務省は「ウクライナの状況に関し、明らかに非友好的な性質の一方的な制限措置を導入した」と批判。平和条約交渉は打ち切りとし、2016年から続く北方領土での共同経済活動に関する交渉についても、「対話から脱退する」と宣言。1992年に始まった、元島民らによるビザなし交流などの活動も中断となった。

「こうなると、赤っ恥をかいたのは安倍晋三元首相です。首相在任中にはプーチン大統領と27回もの会談を重ね、シンゾー、ウラジミールと名前で呼びあった仲。2016年には交渉のためにロシアへ3000億円の経済協力を提案したうえ、2018年には北方領土の4島返還から2島返還を求める方針へと妥協しました。そこまでして関係性を構築したにも関わらず、主な成果はゼロ。プーチン大統領に直接呼びかけもできないのが現状です」(政治ジャーナリスト)

ロシアがウクライナに侵略を始めてから、安倍氏のツイッターでは一度もプーチン大統領への言及はない。

そんななか、24日の安倍派会合ではウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン国会演説に触れ、「改めて私たち日本はウクライナ国民とともにある。武力による侵略、武力による一方的な現状変更の試みは断固として許さないという決意をするとともに表明したい」と語った。

これではプーチン大統領にいいようにやられたと言わざるを得ない安倍氏に、ネット上では失望の声があがっている。

《プーチンは北方領土返してくれるに違いない!ってプーチンにめちゃめちゃ譲歩しまくってた安倍晋三の愚かさが完全に浮き彫りになった形だな》

《安倍さんは、プーチンに対して何でなんにも働きかけをしないのですか  一番多く会談してるはずなのに無言なのですか》

《27回も会談して、地元に招いて馳走を振る舞い、3000億円も貢いだのに、いざって時、これ》

今回の交渉停止発表で、首相時代の働きかけすべてを白紙にされた形となった安倍氏。ロシアに対し、いま何を思うのか。

引用元 安倍元首相がロシアの交渉停止発表でかいた赤っ恥…27回会談、3000億円投資したのに成果ゼロで振り出しへ

ネット上でこんな意見があったので紹介したい。

批判は簡単だが、後出しジャンケン。
それを言えば、EUのロシアに対する直接、間接投資の額は日本の比ではない。じゃあ、EUの指導者達を同じ論調で批判してください。
豊富でローコストの化石燃料資源と、インフラ整備の余地、市場としての将来性を考えたら、ロシアへの投資は必然だった。日本企業も、将来性を買って投資をした。これは帝政ロシアを支持してのことではない。経済的妥当性に従ったものだ。
ウクライナ紛争が無ければ、ロシアに投資しなかった方が莫大な損失。日本政府の投資はロシアに進出する国内企業へのサポートでもあると言う理屈も間違ってはいない。
領土交渉などは、良好な二国間関係があればこそ。敵対的対応をする国家間では進捗はあり得ない。
安倍憎しでの対露外交非難は無責任。じゃあどうしたら良かったのか、具体的に説明すべき。
外交交渉なんて常に自分の思惑通りに動くはずないんですから、時の情勢によって無駄になることだってあるでしょう。ウクライナとロシアの和平交渉も成立しないなら全部無駄というのでしょうか。外交努力はしない方がいいということですかね。失敗は事実でも無駄ということはないです。逆に成功しかしない外交というものを教えて貰いたいものです。非現実的な妄想と主張で他者を批判するのは建設的とは言えません。

まったくその通りだ。

外交なんて言うのは相手があってこそで、すべてが思い通りになるなんてことはない。ましてや相手はロシアだ。武力による奪還は不可能。相手を交渉のテーブルにつかせて交渉を重ねる以外に何か方法があったのか?どこかのジャーナリストみたいに「対案はジャーナリストには必要ない」とでもいうつもりだろうか。「赤っ恥」というのなら何が最善だったか示すべきではないだろうか。

日本は真摯にロシアと向き合ってきた。交渉のテーブルにつかせるための努力をしてきた。本件はすべてロシアの理不尽さが原因だ。そこを見誤ってはいけない。

裏切った側を批判せずに、裏切られた側を批判するって、侵攻されているウクライナを非難している元首相と同じことをしているのでは?







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