吉村知事と松井市長がドバイ万博訪問中に「ウクライナ館」館長と大阪・関西万博でのウクライナ館の実現へ支援を約束
大阪府の吉村洋文知事と大阪市の松井一郎市長は、ドバイ万博を訪問中にウクライナ政府が出展する「ウクライナ館」を訪れ、館長と意見交換し、2025年大阪・関西万博でのウクライナ館の実現へ支援を約束した。
一方、維新の会をよく思っていない人たちからは「こんな時に海外旅行」などといった意見がSNS上で上がっている。
アラブ首長国連邦(UAE)の主要都市、ドバイで開催されているドバイ万博を訪問中の大阪府の吉村洋文知事と大阪市の松井一郎市長は31日午後(日本時間同日夜)、ウクライナ政府が出展する「ウクライナ館」を訪れた。吉村、松井両氏はイワン・シドレンコ館長と意見交換し、2025年大阪・関西万博でのウクライナ館の実現へ支援を約束した。
同館はもともとウクライナの環境技術を紹介する展示が中心だったが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて内容を一部変更。ウクライナの現状を発信する展示などが掲示されている。
両氏はシドレンコ氏に案内され、ウクライナへの支援メッセージが掲示されたボードを視察。メッセージの総数は2万を超えるといい、吉村氏は「Pray for peace」、松井氏は「友 継」とそれぞれ記入した。
意見交換の中で大阪万博への参加を要請されたシドレンコ氏は「現状が大変ですぐに決断できないが、条件が改善して行けることを願う」と述べた。
両氏はウクライナ館を後にする際、シドレンコ氏に万博ロゴマークの入ったバッジをプレゼントした。
ドバイ万博は31日夜(日本時間4月1日未明)、6カ月の会期を終え閉幕。閉幕式で25年開催都市の大阪へ万博旗が引き継がれる。
ウクライナ館の実現へ支援を約束したことはよかった。これだけでも訪問した意義があったと思う。
また、両氏への批判の意見も次期開催都市の自治体の長が訪問するのは慣例で、とりあえずまん防が解除されて閉幕ギリギリに日程調整が間に合ったとみるべきではないか。あとは帰国したらコロナ対応をはじめ県政市政に勤しんでいただきたい。