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連合の芳野友子会長、国民・玉木代表に立民との一本化を要請 玉木氏「意見は承った。総合的に判断していく」に留める




連合の芳野友子会長が国民民主党の玉木雄一郎代表との協議で、夏の参院選の一人区で可能な限りの一本化を要請した。玉木氏は「意見は承った。(選挙区の)個別事情を踏まえて総合的に判断していく」に留めた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表と連合の芳野友子会長は31日、夏の参院選対策に関して衆院議員会館で協議した。

双方の幹部も同席し、連合側は立憲民主党と国民の候補者が競合する1人区について、可能な限り一本化を図るよう要請した。

会談後に記者会見した玉木氏は連合の要請について「意見は承った。(選挙区の)個別事情を踏まえて総合的に判断していく」と述べた。芳野氏は立・国一本化について「現場が一番戦いやすい形だ」と強調した。

引用元 連合、立・国一本化を要請 参院選1人区

国民民主党としては立憲民主党が共産党との関係をはっきりしない限り「難しい」というのがこれまでの姿勢だ。読売新聞によると国民民主党の幹部は「一本化しても勝つのが難しい1人区は擁立を検討する」と語ったようだ。(参考

衆院選後に芳野会長は「立共共闘」が連合の選挙運動にマイナスに働いたと語っていて、その後も「(共産とは)もう、決別してほしい」と訴えていた。さらに、2月には共産党を念頭に、連合と基本政策が異なる政党と協力する候補者を推薦しない方針も示した。だとしたら連合も玉木氏に立憲民主党との一本化を要請するよりは泉健太代表に共産党と離れるようにより強く訴えるのが先決ではないか。参院選も近づき、連合もよほど焦っているのだろうか。それとも立国一本化で共産との協力を解消させるのを狙っているのだろうか。

いずれにしても今の状態で国民民主党に立憲民主党との選挙協力を要請するのはあまりにも酷な話だ。これまでの野党のスタイルからの決別を図り、徐々に国民に認められつつある状況で、参院選で政策も異なる相手との連携をしてはこれまでの言動や行動がすべて台無しになってしまう恐れがある。

玉木氏が「意見は承った。総合的に判断していく」に返答を留めたのも無理はない。







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