菅前総理「私が総理大臣の時にお約束した『不妊治療の保険適用』が本日から始まりました」⇒クリニックには受診予約や問い合わせが急増
4月1日、不妊治療への保険適用が開始された。菅義偉前政権が少子化対策の柱として取り組み、現政権へ引き継がれた。不妊治療を受ける夫婦は5.5組に1組と言われ、対象となる人達は心待ちにしていた。
その菅前総理が「私が総理大臣の時にお約束した『不妊治療の保険適用』が本日から始まりました」とツイッターに投稿。
私が総理大臣の時にお約束した「不妊治療の保険適用」が本日から始まりました。
子どもをほくしても高額な治療費のために治療を受けられなかった方はじめ、誰もが治療を受けやすくなります。
これからも、国民の皆様の声を聞き、1人でも多くの皆様がその願いを叶えられるよう、取り組んでまいります。— 菅 義偉 (@sugawitter) April 1, 2022
「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟」の事務局長を務めた和田政宗議員も喜びをツイート。
不妊治療の保険適用が本日スタート。
当事者にとっての悲願。私も経験者として議連事務局長として実現に感慨ひとしお。
費用面などが大きく軽減される。
保険適用にあたり分かりやすく解説するサイトを、当事者や経験者の友人達がチームを組み立ち上げました。
ご参考に!https://t.co/fBzon4tjGa pic.twitter.com/BoKRro53qa
— 和田 政宗 (@wadamasamune) April 1, 2022
他にも不妊治療を経験してきたユーザーからは「不妊治療してきた身として本当に保険適用は嬉しい」「ありがとうございます」など喜びのコメントが多く投稿され、ほかにも「健康保険で負担してくれるのであれば、不妊治療をしてみようという方々が増えるだろう」「たくさんの方が、機会を得られますように」などのコメントが投稿されていた。
反響は医療現場にも。
NHKは「クリニックでは受診予約急増」と配信し、問い合わせも増加していることを報じた。
1日から不妊治療に対する公的保険の適用範囲が拡大されたことを受けて、不妊治療を行っている東京都内のクリニックでは患者からの問い合わせに追われ、受診の予約が急増しています。
1日から新年度となり、精子と卵子を採取して受精させる「体外受精」や、注射針などを使って卵子に精子を注入する「顕微授精」などにも公的保険が適用され、患者の自己負担は原則3割となりました。
東京 港区のクリニックでは、保険はいつからどの治療に適用されるのかといった問い合わせが増えていて、スタッフがマニュアルを確認しながら電話での問い合わせに応じていました。
多くの不妊治療に悩む人たちの関心を集めた。
不妊治療の保険適用の詳細を知りたい方は参考資料をご覧になっていただきたい。
参考資料
令和4年4月から、不妊治療が保険適用されます。
不妊治療の保険適用について
不妊治療の保険適用について
【詳しく】不妊治療 保険適用はどうなる?厚労省案 解説します
4月1日から「不妊治療」保険適用へ 費用負担の線引きは?
総理在任中は何かと批判されてきた菅氏だが、不妊治療の保険適用の他にも現役世代の負担を減らすために高齢者の医療費負見直しにも取り組み、これからの日本を支える世代へ目を向ける政策を行ってきた。
他にも、携帯電話料金引き下げや、原発処理水の海洋放出決定、先進国トップクラスのコロナ対応、東京五輪開催決定、日本学術会議にメスを入れたりなど多くの功績を残し、退任後は称賛されてきた。
現在、岸田政権は何かと批判にさらされているが、今後の取り組みに期待し、終わってみればいい政権だったと思われるような仕事をしていただきたい。