安倍元総理「中国との衝突避けるためにも防衛費増額を」「衝突の危険性がないようバランスを取っていくことが大切だ」「自国の防衛に努力しない国のために、命をかけてくれる国はどこにもない」
安倍晋三元総理が、中国の軍事力増強に懸念を示し「衝突の危険性がないようバランスを取っていくことが大切だ。ロシアとウクライナのように軍事バランスが大きく崩れると予期せぬ衝突が起こりやすい」と訴えた。また、「防衛費を増やすことに偏見を持つ必要は全くない。自国の防衛に努力しない国のために、命をかけてくれる国はどこにもない」と、日本の防衛力強化の正当性を訴えた。
日本の安全保障政策をめぐり、自民党の安倍元総理大臣は、中国の軍事力増強に懸念を示し衝突を避けるためにも防衛費を増額させるべきだという考えを強調しました。
自民党の安倍元総理大臣は山口市で講演し、中国が軍事力を増強していることに懸念を示したうえで「衝突の危険性がないようバランスを取っていくことが大切だ。ロシアとウクライナのように軍事バランスが大きく崩れると予期せぬ衝突が起こりやすい」と指摘しました。
そのうえで、「防衛費を増やすことに偏見を持つ必要は全くない。自国の防衛に努力しない国のために、命をかけてくれる国はどこにもない」と述べ、日本の防衛費をGDPの2%を念頭に増額し、来年度予算では、少なくとも6兆円程度を確保すべきだという考えを示しました。
また、いわゆる「敵基地攻撃能力」について「日本も少しは独自の打撃力を持つべきだと確信している。基地に限定する必要はなく、中枢を攻撃することも含むべきだ」と述べました。
一方、台湾海峡をめぐる情勢について「アメリカは戦略的にあいまいな対応をしてきたが、危険を呼び起こすかもしれない。台湾を防衛するという意思を明確に示すことで、中国に武力による統一を諦めさせることが大切だ」と述べました。
安倍氏の発言をめぐり、ネット上では国会議員やなどが様々な意見を投稿。
安倍元首相「中国との衝突避けるためにも防衛費増額を」 | NHK https://t.co/FaeaVm7jX4
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日本維新の会は、ちょうど1ヶ月前に、防衛費のGDP比2%を提言済み。https://t.co/NUIugg8WNe 国会で具体的な議論を深めなければなりません。しっかり取り組みます! pic.twitter.com/p96icoh5aY— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) April 3, 2022
敵基地攻撃について「基地に限定する必要はない。中枢を攻撃することも含むべきだ」と安倍元首相。
「脅威」に対抗するためといい、攻撃される前に相手の国の基地もそれ以外も攻撃するというなら、プーチン大統領と同じ発想ではないか。力の論理は決して平和をもたらさない。https://t.co/ObV2l0YyOS— 山添 拓 (@pioneertaku84) April 3, 2022
敵の基地に限定しない「中枢」というのは、つまりは国家中枢、民間施設と言う事になり、それ自体戦時国際法に反します。元首相にして今尚与党自民党に強い影響力を持つ人物が、公式に言っていい言葉ではありません。余りに恐ろしい事だと思います。https://t.co/ftm0Yo61hK
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) April 3, 2022
防衛費を継続費として補正でやったらどうか?5年後にはGDP比2%程度になるように→安倍元首相「中国との衝突避けるためにも防衛費増額を」 | NHK https://t.co/0Bejzrjl8Q
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) April 3, 2022
安倍元首相「中国と衝突を避ける為に防衛費増額を」「自国防衛に努力しない国の為に、命をかけてくれる国はどこにもない」「台湾を防衛する意思を示せ、中国には武力統一を諦めさせるべき」。まさに正論!
— 加藤清隆(文化人放送局MC) (@jda1BekUDve1ccx) April 3, 2022
その通りだ。「基地攻撃」というと、山口公明党代表や河野太郎氏らが、それをミサイル発射台と意図的に狭く理解した上で、「古い概念だ。今は移動式発射台の時代だから捕捉できない」と議論を入口で潰しにくる。⬇️ https://t.co/UxKgM9HWDd
— 島田洋一(Shimada Yoichi) (@ProfShimada) April 3, 2022