金与正氏が核兵器使用を明言「戦争初期に主導権を掌握し、長期戦を防いで軍事力を保存するため、核戦闘武力が動員される」
北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は、韓国国防相が「北朝鮮によるミサイル発射の兆候が明確な場合」に先制攻撃を行う」と言及したことに対して、韓国側が「軍事的対決」に踏み切った場合には戦争初期に核兵器を使用すると述べた。
ロシアに続いて北朝鮮も威圧の材料に核を利用した。本当に物騒な話だ。
北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党総書記の妹、金与正（ヨジョン）党副部長は４日付の談話で、韓国側が「軍事的対決」に踏み切った場合には戦争初期に核兵器を使用すると明言し、韓国軍が「全滅に近い悲惨な運命を甘受しなければならない」と警告した。朝鮮中央通信が５日、報じた。
与正氏は、韓国の徐旭（ソ・ウク）国防相が北朝鮮による「ミサイル発射の兆候が明確な場合」に先制攻撃を行うと言及したことについて、「取り返しのつかない極めて大きな失敗だった」と改めて非難。韓国は「（北朝鮮の）主敵ではない」「戦ってはならない同じ民族」などと強調した上で、韓国側が先制攻撃などを行った場合には「戦争初期に主導権を掌握し、長期戦を防いで軍事力を保存するため、核戦闘武力が動員される」と述べた。
与正氏は２日付の談話でも、徐氏の発言に反発し「深刻な脅威に直面することになる」と韓国側に警告していた。この日の談話は前回同様、北朝鮮が「核保有国」であると強調。核兵器の使用は「脅しではない」と主張した。
ロシア、中国、北朝鮮と、本来核を持たせてはならない国が核を持つとこのようなことを言い出す。何かあれば「うちには核があるぞ」と脅されてはたまったものではない。なぜ核抑止議論が必要かわかるだろう。
まぁ、韓国が下手に刺激したことも悪い。勝手に刺激しておいて日米韓で連携して北朝鮮問題にあたるなど言って欲しくないものだ。自分で蒔いた種は自分で何とかしろと言いたい。