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共産・田村氏「武力には武力をとの論調は、際限のない軍拡と緊張を招く」「憲法9条の精神に沿った市民社会の声こそがロシアを追いつめる力だ」




日本共産党の田村智子党副委員長の発言がネット上で話題となっている。

田村氏は共産党本部で行われた全国交流会で講演に立ち「武力には武力をとの論調は、際限のない軍拡と緊張を招く」「憲法9条の精神に沿った市民社会の声こそがロシアを追いつめる力だ」と述べた。

 日本共産党文化後援会は3日、東京の日本共産党本部で全国交流会を開きました。オンライン参加を含め55人が集まりました。

講演に立った田村智子党副委員長・参院議員は「野党分断や共産党への攻撃に対し、野党共闘を一貫して求めている共産党の前進を勝ちとろう」と訴え。ロシアのウクライナ侵略に乗じた改憲策動について、「武力には武力をとの論調は、際限のない軍拡と緊張を招く」と強調し、「憲法9条の精神に沿った市民社会の声こそがロシアを追いつめる力だ」と語りました。

引用元 文化支える政治を 共産党後援会が全国交流会

共産党だけでなく、立憲民主党もウクライナ情勢に乗じてと述べているが、規範として議論するのは当たり前ではないか。

「武力には武力をとの論調は、際限のない軍拡と緊張を招く」という発言は改憲策動よりも、防衛力強化のため防衛費増大に動いている政府へのけん制だと思う。そして、田村氏の主張は武力が拮抗している場合の話だ。軍事力が同程度なら自国が軍事力強化をしたら相手も警戒して軍事力を高め、際限のない軍拡と緊張を招く。しかし、日本が警戒しているのは中国、ロシア、北朝鮮だ。そして、この3国が見ているのはアメリカだ。アメリカに対抗しうる戦力を整えていて、軍事力強化の面では日本を見ているわけではない。日本が防衛力強化をやめても相手はアメリカを見ているため軍事力強化をやめるわけがない。ますます日本にとって脅威となるのは明白だ。

このような国に囲まれて無防備でいろというのはオオカミの群れの中で子羊がうろつくようなものだ。子羊が平和を訴えてオオカミが聞く耳を持つだろうか?今のウクライナの現状をみれば理想と現実は違うという事が理解出来ると思うのだが。。。ウクライナが核を保有していたら、またはNATOが駆けつけていたら、または参戦を表明していたらどうだっただろう?第三次世界大戦に発展したかもしれないが、ここまで一方的な侵略にはならなかったのではないか。

また、「憲法9条の精神に沿った市民社会の声こそがロシアを追いつめる力だ」とあるが、残念ながらロシアには「憲法9条」がない。ロシアにも平和を唱える人々はいる。しかし、憲法9条に沿うとしたら「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」の3要素が入ってくる。このようなものを後生大事にしているのは日本だけだ。その日本で主張するよりも、本当に今のロシアを憲法9条の精神で追い詰めたいのならば、ロシアの人々に直接訴えるべきではないか。







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