岸田総理、アフガニスタン、そしてロシアで我国を助けてくれたカタールと首脳会談を開催！！エネルギーの安定供給への貢献も要請！！
岸田総理が資源外交を活発化させている。ＵＡＥ、サウジアラビアに続いてカタールと首脳会談を実施した。
昨年、外務省の逃げ足だけが目立ったアフガニスタン情勢。そのアフガニスタン情勢で我国に協力してくれたのがカタールだ。
そして今回のウクライナ危機でも、ロシア在留邦人の帰国の為にも協力してくれていたのだ。
外務省の無策を助けてくれたカタール。岸田総理からも謝意が表明された。
我国を助けてくれたカタール！！
昨年の８月、タリバンの猛侵攻によってあっという間に首都カブールが陥落した。我国の外務省は、こうした事態を全く予想していなかったのか、すぐさま現地から逃亡した。現地スタッフを置き去りにしてだ。
その後、自衛隊機が現地に向かうなど、外務省の機能不全が明白になったわけだが、その陰で我国に協力してくれていたのがカタールだ。
岸田総理は、カタールの首長との首脳電話会談で謝意を述べている。
4月6日、午後5時30分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ・カタール国首長（H. H. Sheikh Tamim Bin Hamad Al-Thani, Amir of the State of Qatar）との間で電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
冒頭、岸田総理大臣から、カタールは日本の戦略的パートナーであり、タミーム首長と緊密な関係を築いていきたい旨述べた上で、アフガニスタンからの日本関係者の出国や、ロシア在留邦人の帰国のための協力に対し謝意を述べました。これに対し、タミーム首長から、日本との二国間関係強化への一層の期待が表明され、アフガニスタン及びロシアに関する協力を継続する旨述べました。
（平成27年に来日された時の様子 出典 外務省）
何と在留ロシア邦人の帰国についてもカタールは協力してくれていたのだ。
岸田総理はカタールに謝意を述べると同時に、本腰で外務省改革に乗り出すべきだ。
カタールの我国への多大な協力が明らかになった首脳会談だが、岸田総理は国際的なエネルギー供給の安定に向けて、カタールに協力を要請した。
世界最大級の産ガス国のカタール！！
岸田総理は、エネルギー供給の安定に向けて資源外交を積極的に行っている。今回のカタールとの首脳会談もその一環だ。
岸田総理は、カタールに協力を要請した。
岸田総理大臣から、今般のロシアによるウクライナ侵略はウクライナの主権と領土一体性を侵害する重大な国際法違反であり、欧州のみならず国際秩序全体の根幹を揺るがす深刻な事態である旨指摘し、双方は、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。また、双方は、ウクライナ情勢を受けた資源価格の高騰への対応についても意見交換し、岸田総理大臣から、世界最大級の産ガス国であるカタールの貢献を期待する旨述べ、双方は、世界のエネルギー市場の安定化に向けた連携を確認しました。
更に双方は、日・カタール外交関係樹立50周年を機に、エネルギー分野のみならず、幅広い協力を進めていくことで一致し、タミーム首長から、高い技術力を持つ日本企業による人材育成や温室効果ガス削減への貢献に期待している旨述べました。
（出典 首相官邸）
エネルギー供給の安定は我国だけの課題ではなく、国際的な課題だ。我国経済はもちろん、世界経済に暗い影を及ぼすのは時間の問題だ。
この喫緊の課題を解決する為に、G７に限らず多くの国と連携してもらいたい。そして主導的な役割を果たすことを岸田総理に期待したい。