アジア諸国の92%はロシアに配慮!!どうして林外相はアジアでは三か国と会談なの??一方、中国はアジア諸国への説得工作を大実行!!今こそ、林外相は欧州の前にアジア諸国と電話会談すべきでは??
産経新聞は、興味深い記事を乗せた!
アジア諸国で対ロシア制裁に参加したのは、我国、台湾、韓国、シンガポールだけだったのだ。この状況でロシアにアジア諸国が配慮してしまうようでは、中国が台湾や尖閣諸島に攻めてきても、アジア諸国は、さらに配慮してしまうだろう。
今こそ、アジア諸国と我国の連携を強めるべき時なのだ!!しかも、中国は対ロ制裁に参加しないように、アジア諸国と会談を繰り返しているのだ!!
それなのに、林外相は、アジアではインドネシアと韓国とだけ電話会談し、フィリピンとは2+2を行ったぐらいで、欧米とばかり電話会談をしている。優先順位が違うのではないか???
アジア諸国の92%はロシアに配慮!!
産経新聞は、4月9日、アジア諸国の現実の記事を乗せた。
アジアで対露制裁を行っているのは日本、台湾、韓国、シンガポールなどにとどまる。フィリピンは国連総会の対露非難決議には賛成しているが、対露制裁は行っていない。ラオスやベトナムは、インド、バングラデシュ、スリランカとともに国連総会決議で棄権に回っている。外務省幹部は「厳しいが、これが現実だ」と漏らす。
何と、だ。アジアには48か国もあるのに、その中で対ロシア制裁をしているのは、我国、台湾、韓国、シンガポールの4か国だけ。約8%しかやっていないのだ。残り約92%はロシアに配慮、もしくは参加する意味はないと考えているのだ!
フィリピンは、対ロシア非難決議に賛成したが、制裁には参加していないと言う。これがアジアの現実なのだ。
産経新聞「ロシアにさえ配慮する国が、中国との関係を悪化させてまで台湾や日本の肩を持つ可能性は低い。」
そして、産経新聞は、中国が台湾や尖閣諸島に侵攻した際には、もっと悲惨になると言う。
台湾有事や日本有事でも同様の事態が懸念される。中国のアジア各国への影響力はロシアを大きくしのぐ。ロシアにさえ配慮する国が、中国との関係を悪化させてまで台湾や日本の肩を持つ可能性は低い。
大正論だ!!ウクライナ軍に連戦連敗し、虐殺で国際的な批判を浴びているロシアに、これほど配慮するアジア諸国が、ロシアよりも強力な中国に対して、さらに配慮するに違いない。
「ロシアにさえ配慮する国が、中国との関係を悪化させてまで台湾や日本の肩を持つ可能性は低い。」と言う産経新聞の指摘は、大正論だ。
中国は、この大チャンスにアジア各国への外交大攻勢!!一方、林外相はアジアではインドネシアと韓国とだけ電話会談…どうしてなの???
しかも、だ。この機会に中国の王毅外相は、アジア諸国への大攻勢を仕掛けていると言う。
中国の王毅国務委員兼外相は3月末から今月3日にかけ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンの外相と中国国内で会談した。ウクライナ情勢をめぐり、自国やロシアが有利になるよう働きかけたとみられる。
恐ろしい事態だ!!
それなのに、だ。我らの林外相は、欧州や中東とばかりやっており、アジア各国とは外交がほぼない言う。
林氏もウクライナ侵攻を受け各国外相との電話会談や外国訪問を重ねるが、米国や欧州、エネルギーを依存する中東などが中心で、アジアではインドネシアと韓国との電話会談にとどまる。
外務省幹部は「欧州などに比べると今はどうしてもアジアの優先度は落ちる」と明かす。
9日にはフィリピンと2+2会談したが、王毅外相に先手を取られている。
中東は、エネルギー上、大重要にしても、既に対ロシア強硬論の欧州に対し、我国が電話会談しても何の貢献も出来ない。
それよりも、だ。アジア諸国を林外相が直接説得し、対ロシア制裁やロシアへの説得への協力を要請し、またこの機会に我国との協力を強化する方が、欧州にとっても貸しになるし、我国にとっても対中けん制として利益になる。
外務省幹部は「欧州などに比べると今はどうしてもアジアの優先度は落ちる」と明かすが、何を考えているのか???欧州が大事だからこそ、アジアの優先度は高いのだ。そして、我国は、アジアの国だ。実益を考えればなおさらだ。
外務省は、自分が欧州人だとでも思っているのか???
林外相は、一刻も早く、アジア諸国への電話会談と歴訪をするべきだ。王毅のアジア外交に負けてはいけない!本当に肝心なことがわかっていないのが今の外務省だ。