参院京都、立民・泉代表が維新と国民の連携をけん制⇒国民・榛葉氏「うちの戦略戦術を泉代表にどうこう言われたくない」
京都新聞が14日『日本維新の会の藤田文武幹事長は13日の会見で、夏の参院選京都選挙区(改選数2)を巡る国民民主党との連携について、同党の前原誠司選対委員長(衆院京都2区)の名前を持ち出し「何らかの形で話す場は取りたい」と秋波を送った。』と報じた。(参考)
これに反応したのが立憲民主党の泉健太代表だ。
泉氏は記者会見で「全国的にみても国民が維新を応援するケースはどこにもない。京都だけというのはかなり考えにくい選択ではないか」と述べ、日本維新の会と国民民主党の連携をけん制した。
泉氏の発言のすかさず国民民主党の榛葉賀津也幹事長が「自民党、公明党以外とはどことでもいろんな連携はあり得る。うちの戦略戦術を泉代表にどうこう言われたくない」と反論。ごもっともだ。
立憲民主党の泉健太代表(衆院京都3区)は15日の記者会見で「全国的にみても国民が維新を応援するケースはどこにもない。京都だけというのはかなり考えにくい選択ではないか」と述べ、夏の参院選京都選挙区(改選数2)に向けた国民民主党と日本維新の会の連携をけん制した。
一方、国民の榛葉賀津也幹事長は同日の会見で、泉氏の発言に対し「自民党、公明党以外とはどことでもいろんな連携はあり得る。うちの戦略戦術を泉代表にどうこう言われたくない」と不快感をあらわにした。党として前原誠司選対委員長(衆院京都2区)が会長を務める京都府連の対応を待つ考えを示した。
泉氏のお膝元である参院選京都選挙区は、かつて自身が秘書を務めた立民現職の福山哲郎前幹事長のほか、自民党、維新、共産党がそれぞれ新人を擁立し、激戦が予想される。泉氏は福山氏の5選に向け国民との協力を模索しており、「これまで長く京都の中においても、中央においても、さまざま連携してきた経過があるので最大限生かしていきたい」と改めて意欲を口にした。
記事を見る限り過去を引きずり未練がましいことを述べている。国民民主党が出ない選挙区は立憲民主党を応援してもらわないと困るとでも言いたいのだろうか。
国民民主党の玉木雄一郎代表は「立民と共産が候補を一本化する場合、政策協定など一定の約束をするはずだ。われわれも調整に加わればその約束をのむことが条件になるが、それはできない」と、共産党との関係を明確にしない限り、応じない意向を示した。また、玉木氏は衆院選後にも「共産党とべったりということであればおつきあいが難しい」と警告していた。
候補者一本化への調整についても、泉氏は、共産党、れいわ新選組、社民党の3党の党首とそれぞれ会談できたが、国民民主党は応じなかった。この対応で国民民主党の真意がわかると思うのだが。。。泉氏も「共産党は『国民民主党のことが絶対嫌だ』と言うし、国民民主党は『共産党のことは絶対嫌だ』と言う中で、(1人区の)一本化は非常に難しい」と漏らしていたではないか。
立憲民主党は野党が一丸となって与党と戦わなくてはいけないと思っているようだが、国民民主党は形だけの連携よりも政策を重視した結果、共産とは組めないと述べている。それをいままでのらりくらりとしてきたのが泉氏だ。ハッキリ言って愛想をつかされたと思った方がいい。
今回の榛葉氏の意見は至極まっとうな意見だ。国民民主党がどこと連携を図ろうが立憲民主党が口を出すことではない。
京都選挙区は福山哲郎前幹事長が連合からの推薦をいただけただけでも十分ではないか。泉氏も「その気なら受けて立つ」くらい強い言葉が言えないのだろうか。