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自民・河野太郎氏、橋下徹氏の「西側諸国の『人道に反する』というところも考えていく必要があると思う」に「今そんな議論をしている場合ではない」




自民党の河野太郎広報本部長が、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、コメンテーターの橋下徹氏をばっさり切り捨てた。

橋下氏は「プーチン大統領に対して『人道に反する』と言うのであれば、西側諸国の『人道に反する』というところも考えていく必要があると思う」と主張したところ、河野氏は「今そんな議論をしている場合ではないと思いますね。これだけの残虐なことが起きているわけですから。それに対してどうするか、という議論をすべきで、過去にどうだったああだった、プーチンだけが悪いのではない、といった議論は(今は)すべきではない」と反論した。

自民党の河野太郎広報本部長(59)が17日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(午前7時30分)に生出演し、ロシアのウクライナ侵攻について「民間人が大量に虐殺されているというのは、事実だろうと思います。プーチン(大統領)の戦争犯罪というのは、どこかの段階で裁かれなければならないと思います」との持論を示した。

レギュラーコメンテーターの橋下徹氏からは「人道に対する罪」という点について「フェアの観点でいくと、これまで西側諸国も、イラク戦争、アフガニスタン戦争、セルビアのコソボ空爆など、いろいろ人道に反する部分もあったと思うんです。プーチン大統領に対して『人道に反する』と言うのであれば、(過去の)西側諸国の『人道に反する』というところも考えていく必要があると思う」と指摘されたが、河野氏は「今そんな議論をしている場合ではないと思いますね。これだけの残虐なことが起きているわけですから。それに対してどうするか、という議論をすべきで、過去にどうだったああだった、プーチンだけが悪いのではない、といった議論は(今は)すべきではない」と応じた。

橋下氏からは続けて「中ロから反論があった場合どうするか」と突っ込まれたが、河野氏は「まずはロシアについて議論すべき」と繰り返し、この議題についての意見はすれ違った。

引用元 自民河野太郎氏「今そんな議論をしている場合ではない」橋下徹氏と戦争の「人道」議題ですれ違い

記事には掲載されていないが、松山俊行キャスターが「ロシアはすでに西側諸国も同じようなことをやってきたじゃないかという反論をしているわけですけど、ただ、それ以上に今回の残虐性は問われるべきというのが国際情勢だと思います」と述べた。

確かにこれは河野氏が正論だと思う。今はそんなことを議論している場合じゃない。

イスラム思想研究者の飯山陽氏は次のようにツイッターに投稿。

米山隆一衆議院議員も「河野氏の言う通り。関係ない話を持ち出すのは無意味です」と、橋下氏の主張を批判。

橋下氏は番組後に次のようにツイートをしていた。

河野氏は「そんな議論をしている場合ではない」と言っている。今実際に起きていることに対して集中すべきなのだ。ロシアの戦争犯罪や非人道的行為に対する追及や非難を行い、一刻も早く終戦に導く方法を模索すべきなのだ。実際に法で裁かれるのは終戦後になるので、その時に過去の西側諸国の行為も問題に上げればいいのではないだろうか。おそらく、河野氏もそういう意味で「プーチンだけが悪いのではない、といった議論は(今は)すべきではない」と言ったのだと思う。







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