フィナンシャルタイムズ「日本がサハリン1、2から撤退すると、欧州との共食いになる!」 → 我国がサハリンから撤退しないことは、欧州への支援にもなる!!
イギリスのフィナンシャルタイムズが、興味深い真実を紹介した!
何と、だ。我国がサハリン1、2から撤退すれば、ロシア以外のエネルギーを探している欧州と共食いになりかねないと言うのだ。これは、我国がサハリンから撤退せず、また原発再稼働すれば、欧州への支援になると言うことを意味している。
そしてこのことは、ロシアへの制裁は、何でもかんでもやれば良いと言うものではなく、本当に効果があるものでなければならないことも示しているのである。
フィナンシャルタイムズ「日本がサハリン1、2から撤退すると、欧州との共食いになる!」 → 我国がサハリンから撤退せず、原発再稼働すれば、欧州への支援にもなる!!
イギリスのフィナンシャルタイムズは、もしも我国がサハリンから撤退すれば、共食いになりかねないと指摘した。
日本のガス会社は、日本がロシアと共同開発したLNGプロジェクトから撤退した場合に備えて、マレーシア、オーストラリア、米国から液化天然ガスを調達する計画を準備している。
そうした計画は、世界第3位の経済大国を、世界のガス供給をめぐってヨーロッパと共食いさせる可能性がある。
(中略)
LNGの新しい供給源を探すことは、ロシアからパイプで送られるガスへのヨーロッパ自身の大きな依存を減らすことを切望しているヨーロッパ諸国に対し、希少な世界的な天然ガスの供給をめぐって日本を競争させるだろう。
日本企業は、ウクライナへの侵攻をめぐってモスクワとの関係を断ち切るという国際的な圧力の高まりや、東京がすでに課している他の制裁に対するクレムリンの報復の可能性によって、ロシアの供給が脅かされる可能性があることを恐れている。
これは、確かにその通りだ!!
我国がサハリンから撤退しても、ロシアは中国に売り払えばよいだけだ。逆に、我国は世界中の不足する天然ガスをヨーロッパと奪い合う事になり、天然ガス価格が高騰する上に、手に入らなくなる。
そして、だ。天然ガスの不足と価格の上昇は、ロシアの利益になるだけなのだ。こうしてみると、我国がサハリンから撤退しないことで、ヨーロッパも救われるのである。ロシアに対し、制裁を何でもかんでもやれば良いと言うものではないのだ。
正直に言ってこれまでの我が国の実施したロシアへの経済制裁は、ロシアに何も悪影響がなく、我国がロシアが反撃しなくても制裁を受ける状態で精神的なG7への協調以外、全く意味のないものだった。
何事も、戦略的にやらねばならないのだ。