共産・志位委員長、プーチン大統領の核使用再示唆に「核抑止＝核保有は無力。核使用を止める唯一の保障は、世界から核兵器を廃絶することだ」
日本共産党の志位和夫委員長が、ロシアのプーチン大統領が核兵器の使用を再び示唆したことを受け「「核抑止」=核を持てば核使用が止められるという議論はいよいよ無力になった。核使用を止める唯一の保障は、世界から核兵器を廃絶することだ。」とツイートした。それが無理だから様々な条約があることをわかっているのだろうか。
ロシアのプーチン大統領は27日、ウクライナへの軍事作戦に介入する国に対し「電光石火の対抗措置を受けることになる」と述べ、ウクライナへの軍事支援を強化する欧米諸国をけん制した。DPA通信などが伝えた。また「（ロシアは）他国にない兵器を保有しており、必要な時に使う」とも強調。核兵器と直接は言及していないが、英メディアなどは「事実上の言及」とも報じており、改めて西側に警告した格好だ。
プーチン氏はロシア北西部サンクトペテルブルクで開かれた議員関係の会合で演説。「他国にない兵器」について、「それをひけらかさず、必要な時に使う。皆がそれを知っておくべきだ」と述べた。
またもプーチンの「核威嚇発言」。
核の先制使用を国家の基本戦略に公然とすえ、自国民にどんな犠牲が出ても核使用をためらわない指導者が登場するもとで、「核抑止」=核を持てば核使用が止められるという議論はいよいよ無力になった。
核使用を止める唯一の保障は、世界から核兵器を廃絶することだ。— 志位和夫 (@shiikazuo) April 28, 2022
確かに世界から核が無くなれば核使用は無くなる、当たり前の話だ。だが、あまりにも非現実的だ。それが無理だから安全保障の知恵を絞る必要があるのだ。志位氏の発言のように理想だけを語るのは現実逃避もしくは思考停止だ。志位氏は本当にそう考えているのなら、とりあえず共産圏の国家元首に訴えてみたらどうだろうか。
必要なのはプーチンのように狂った権力者が出現したときに世界がまとまることだ。本来国連がその役割を果たす立場だが、今のシステムでは機能しないことが今回のウクライナ侵略でよく分かった。
ネット上を見渡すと「日本も核を持つべき」という意見もあるが、この考えについては完全否定はしないが、日本人として非常に抵抗がある。だが、ウクライナが侵略されているのも核を放棄したことで許してしまったと考えられるのも確かだ。