維新石井氏「顔で選んでくれれば1番」と発言してしまう 議員の発言や行動が国民の政治離れを生んでいることをもっと自覚すべき
またも政治家の信用を無くす発言が飛び出した。日本維新の会の石井章参議院議員が参院選栃木選挙区に同党から立候補する新人候補者について「女性5人が出るが年齢は1番若く、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と事務所開きのあいさつで発言してしまった。この発言が問題視されている。
日本維新の会北関東ブロック長の石井章(いしいあきら)参院議員(65)=比例代表、1期=は15日、参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補を予定する同党新人の事務所開きのあいさつで、「女性5人が出るが年齢は1番若く、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と、候補予定者の容姿を取り上げる発言をした。石井氏は後に発言を撤回した。
同選挙区には女性5人を含む6人が立候補を予定。同党新人の選対本部長を務める石井氏は、選挙戦の構図に言及した上で発言を行った。
おそらくだが、親が自分の子供を「うちの子が一番かわいい」と言うように、親バカぶりを発揮したつもりだろうが、世間の受け止めはそんなに甘くない。
当然ながらネット上では「ジェンダー平等の観点の欠落」「こんな発言が飛び出す時点で有権者を馬鹿にしてる」「政治は顔でやるのもじゃありません」などといった批判があがっている。
口には出さないがこういった認識の議員はまだまだ居そうだ。与野党関係なく、各党の議員の教育はベテラン議員も含めて急務のようだ。
それよりも、政治家のこういった積み重ねが国民の政治不信につながる。先日も立憲民主党の岐阜県連常任顧問が詐欺などの疑いで逮捕、送検されたばかりだ。無断でウクライナに渡航して問題なった議員の件もつい最近だ。
菅直人氏が大阪で公示前に投票呼び掛けて撤回したという事も取り上げたばかりだ。
国民は議員や関係者の発言や行動を常に監視していることをもっと意識しなければいけない。野党は国民の政治不信は政府の政策のせいだと訴えているが、与野党とも一人一人の議員の行動が国民の政治不信を生んでいることを肝に銘じなければいけない。