衆議院憲法審査会で「9条」をめぐり与野党が対立!!改正せずとも我国を守れると主張する立憲民主党ですが、具体的な安全保障や防衛政策を語れますか??提案してください!!
立憲民主党と共産党が欠席戦略をやめた憲法審査会。衆議院で開かれた憲法審査会では与党側、野党側とで活発な議論が行われた。
今回議論の対象になったのは9条だ。憲法に自衛隊明記を主張する自民党とそれに反対する立憲民主党と共産党が激しく対立した。
立憲民主党は自衛隊明記をしなくても我国を守ることは出来ると主張しているが、安全保障に関する立憲民主党の考え方は聞こえてこない。聞こえてくるのは、「生活安全保障」という選挙向けの造語スローガンくらいだ。
選挙まで残された会期はあとわずかだ。是非与野党問わず、憲法についての考え方を披露してもらいたい。
9条をめぐって対立する与野党!!
立憲民主党が従来の欠席戦略を改めたことによって、動き出した憲法審査会。しかし、憲法改正に反対の姿勢は変わらず、9条についてはその姿勢が一層際立っていた。
野党筆頭幹事を担う立民の奥野総一郎氏は「『自衛隊が違憲だ』という人はほとんどいない」と自衛隊明記不要論を展開。「9条を使って日本をしっかり守ることができると反論していきたい。9条改憲ありきには絶対、断固反対だ」とも強調した。自衛隊を違憲視している共産の赤嶺政賢氏も9条改正反対で足並みをそろえた。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
9条改正について立憲民主党が反対の姿勢に出ることは分かりきっていたことだが、奥野衆議院議員の発言に注目したい。
奥野衆議院議員は、「9条を使って日本をしっかり守ることができると反論していきたい。9条改憲ありきには絶対、断固反対だ」と語っているのだ。
奥野衆議院議員がこのように語っていても、泉代表をはじめ、執行部から安全保障や防衛政策について具体的な方策が報道されたことはあるのか。
仮に、だ。政権交代を目指すとうのであれば、安全保障や防衛政策は避けては通れない。是非とも立憲民主党の安全保障や防衛政策を伺ってみたい。
そして、今国会で立憲民主党とは異なり、多くの注目を集めている国民民主党は、建設的な議論をすることを呼びかけている。
憲法審の運営方式を見直すべきだとの意見も出た。国民民主の玉木雄一郎氏は「議論したテーマについて具体的な意見集約を行わずに次のテーマに行ってしまうと、言いっぱなしの憲法審に逆戻りしてしまう」と懸念を示し、テーマごとの分科会設置を呼び掛けた。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
玉木代表の言う通りだ。次から次にテーマを移していっては深まる議論も深まらない。更に与野党がどのような憲法観を持っているのかも国民に全く伝わらない。
議論が行われるだけ、多くの論点が出てくる憲法審査会。この機会を、欠席戦略をとっていた政党のせいで多く浪費してきた。
参院選の前には、与野党の憲法改正に対して立場を明確にし、国民、有権者に示してもらいたい。
(出典 衆議院インターネット審議中継)