【紛争当事国ということを忘れるな!】韓国外交部、海洋調査の日本の抗議に「正当な活動だ」「日本は、独島周辺海域が自国の排他的経済水域だと主張している」
韓国の尹政権の親日ムードに、日本の親韓派やマスコミなどは歓迎しているが、惑わされてはいけない。
韓国による日本のEEZ内の海洋調査について日本政府は外交ルートで正式に抗議したが、韓国政府は正当な活動だとして、日本の主張を一蹴した。また、「独島に対する不当な領有権を固守する日本は、独島周辺海域が自国の排他的経済水域だと主張している」とも訴えた。
韓国の船舶がこの二日間、独島(日本名・竹島)周辺で海洋調査を行ったことについて、日本政府は調査水域が自国の排他的経済水域(EEZ)内だと主張し、強く反発している。一方、韓国政府は正当な活動だとして、日本の主張を一蹴した。
韓国国立海洋調査院所属の調査船は29日に続き、30日午前も独島から北に約90キロメートル離れたところで、ワイヤーのようなものを海に投入する方式で海洋調査を行った。日本海上保安庁巡視船は事前同意なしに調査活動を行っているとして、中止を求めたが、韓国の船舶はこれに応じなかった。調査船は同日夕方、活動を終えて韓国側に戻ったという。韓国の調査船は29日にも独島周辺で同様の海洋調査を行った。
松野博一官房長官は31日午前、定例記者会見で「韓国が日本の排他的経済水域で事前の同意申請なしに海洋科学調査を実施することは到底受け入れられない。即時中止すべきだと再度強く抗議した」と述べた。日本政府が独島周辺の海洋調査と関連して韓国側に抗議したのは2017年5月以後初めて。独島に対する不当な領有権を固守する日本は、独島周辺海域が自国の排他的経済水域だと主張している。
産経新聞は「6月3日に日米韓局長級協議が韓国・ソウルで開かれる予定で、日本政府はこの場で調査船問題を取り上げることを検討している」と報じた。キム・ゴン朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のソン・キム北朝鮮政策特別代表、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長は今月3日に会い、北朝鮮問題について話し合う。
韓国外交部当局者は日本政府の主張について「国連海洋法協約など国際法および関連国内法令に則って行われた正当な活動に対する日本側の問題提起は受け入れられない」と述べた。
尹政権は「正当な活動」と主張するのなら国際司法裁判所で争うべきではないだろうか。本当に日韓間の関係改善をしたいのならなおさらだ。
今は武力衝突こそないものの、日本と韓国は紛争当事国ということを忘れてはいけない。国家間で領土における対立がある以上、関係改善などとんでもない。順番を間違えてはいけない。領土問題の解決、歴史認識の一致からの関係改善でなくてはいけない。
韓国は態度だけは友好的に見せて、領土問題や歴史問題については歩み寄ることはないだろう。むしろ、韓国が友好的な態度をとっているのだから日本は譲歩しろと言い出すのではないだろうか。
外務省は日米韓局長級協議この問題を取り上げるようだが、そんなことをせずとも、韓国が約束を守り、認識を改めるまで外交ルートをシャットアウトして欲しいものだ。