群馬・埼玉・宮城で大粒の雹 ネット上では「これで太陽光パネルは大丈夫なのか?」
昨日、群馬県、埼玉県、宮城県の一部で大雨に混じり大粒の雹が確認されたようだ。
ご覧のように、カーポートや車などに被害が出たという投稿がツイッターに続出。
「これで太陽光パネルは大丈夫なのか?」という声がネット上でも上がった。もちろん、東京都が検討している太陽光パネル設置義務化についての懸念だと思う。
過去には雹により太陽光パネルの破壊された画像が投稿されたこともあった。
車のフロントガラスが破壊されるほどの雹に果たして太陽光パネルが耐えられるのか?疑問はもっともだ。
太陽光発電協会のサイトにはこう記されている。
雹(ひょう):太陽電池モジュールのガラス面はJIS規格(※2)に適合した強化ガラスを使用しており、雹で割れることはまずありません。
引用元 よくあるご質問
ただ、今回のような大粒な雹に集中的に打ち付けられると、破損する可能性もあるとのこと。
太陽光発電システムのパネルに取り付けられているパネルは、雹やあられといった落下物から受ける衝撃を防ぐため、強化ガラスで保護されています。JIS規格では、「1mの高さから直径38mm、重さ227gの硬球を落下させて、これに耐えること」と定められており、国内メーカーが製造しているものはこの基準に準拠しているため、通常の雹が落下する程度では破損することはほとんどありません。
中略
雹による太陽光発電システムのパネルが完全に破損してしまう可能性は低いのですが、集中的に打ち付けられるとその可能性はゼロとは言い切れません。また、破損してしまった場合、その壊れてしまった箇所が見て分かるものであればよいのですが、見た目には何の変化がないものの、発電能力が落ちてしまっているというケースも考えられます。
JIS規格に適合した強化ガラスを使用している国内メーカーのものだったら雹で破損する可能性は低いということだ。
ただ、日本市場おいて、日本メーカーは中国メーカーに押されていて、中国メーカーのシェアは50%を超えている。最近では中国企業が日本のメガソーラー事業に参入していることも話題となっている。
海外メーカーのものは安いため、特に中国メーカーに押されているのだろう。ただ、海外メーカーのものは日本の風土に耐えられないということを購入する人は考えなくてはいけない。雹により破壊されたパネルの画像も、おそらくは海外製だと思われる。日本の風土を考慮して生産されている国内産でさえ災害時の破損の可能性を否定しきれていないのだ。
東京都も、万が一、設置義務化を強行するのなら、国内メーカーを指定すべきだ。でもやっぱり義務化は反対だ。