立民・福山氏「総理なぜプーチン大統領と侵攻前の2月17日に電話会談をされたのに、侵攻後はプーチン大統領と電話か電話会談をされないのか」
6月3日の参院予算委員会で、立憲民主党の福山哲郎前幹事長が岸田総理に「総理なぜプーチン大統領と侵攻前の2月17日に電話会談をされたのに、侵攻後はプーチン大統領と電話か電話会談をされないのか」と訴えた。
福山氏は冒頭は日本政府のウクライナ避難民の支援に賞賛を送っていたが、入管行政の話からヒートアップし、外交姿勢を質すに至った。
国会では参議院の予算委員会が開かれ、野党側はウクライナ情勢を巡り、岸田総理大臣の外交姿勢を質しました。
立憲民主党・福山哲郎参院議員:「総理なぜプーチン大統領と侵攻前の2月17日に電話会談をされたのに、侵攻後はプーチン大統領と電話か電話会談をされないのか。もしくは電話会談を申し入れているけれども相手が受けないのか」
岸田総理大臣:「プーチン大統領の自らを正当する姿勢、あるいは強硬な姿勢、これが変わらないなかにあって、まずは強い対ロ制裁とウクライナ支援が大事である」
そのうえで、岸田総理は「直接働き掛ける前に、まずは国際社会の一致した強いメッセージを発しなければならない」と強調しました。
一方、自民党は日米の首脳間で確認した防衛費の「相当な増額」について質しました。
岸田総理は「防衛力の抜本的強化にあたり、裏付けとなる予算をしっかり確保していく」と説明しました。
また、公明党が20日にオーストリアのウィーンで開催予定の「核兵器の人道的影響に関する会議」への参加を求めたことに対し、岸田総理は「日本としても参加する」と表明しました。
これに対し、ネット上では次のような声が上がっている。
「ロシア連邦はいわば無法者というべき存在です。立憲民主党はすべての戦争は話し合いをすれば解決すると考えているのでしょうか?今のプーチン大統領と会談を行ったところで止まるわけではありません。」
「逆に、なぜ、電話会談の必要があるかについて、立憲民主党に答えてほしい。電話会談をすることにより、ロシアがウクライナから撤退するというのであれば、やる意味はあると思いますが。」
「この記事が本当の内容なら、立憲民主党の外交力の無さと有事に対しての知識の無さが解る。何の為の質問なのか理解出来ない。無駄な時間を使ってる。」
「プーチン相手に話し合いでどうにかなると思っていることに失笑。
各国が様々なチャンネルでメッセージを送っているがウクライナへの攻撃を止めないのだ。」
「福山さん、外交姿勢を問うのであれば、あなたが憲法9条を掲げてクレムリンに突撃してみては如何でしょうか?」
今のプーチンはだれが何を言おうが聞く耳を持たずロシアを正当化するだけだと岸田総理は述べている。だったら、国際社会と一致団結して制裁を継続し、ロシアが折れるのを待つしかない。
記事にはないが、福山氏は続けて安倍元総理とプーチン大統領の蜜月関係について、「何のための会談だったのか」と吐き捨てた。当時と今の状況がまるで違うのにごっちゃにして批判する姿には相変わらずだなという感想しかなかった。
それほどの蜜月関係なのに、なぜ安倍元総理がプーチン大統領に働き掛けないのかということだが、元総理とはいえ今はいち議員だ。そんな力はないのは福山氏も理解しているはず。まぁ嫌味を言っただけだろう。本気で安倍元総理が説得して状況が変わると思っているのならちょっと考え物だ。