【サンモニ】青木氏、国防費について「大幅な増強とか倍増っていうのをそのまんまやっていいとはまったく思わない」
TBSのサンデーモーニングに出演した、ジャーナリストの青木理氏が、議論となっている防衛費増額について「国防費(防衛費の意)、大幅な増強とか倍増っていうのをそのまんまやっていいとはまったく思わない」と持論を語った。防衛費よりも教育や子育てに対して予算は手厚くするべきと提唱した。
しかし、その直後、北朝鮮が飛翔体を発射したという速報が入ったのだが、青木氏は北朝鮮や防衛費について語ることはなかったという。
ジャーナリストの青木理氏が5日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、防衛費の増強は「必要と思わない」と持論を展開した。
岸田文雄首相が防衛費増額について言及したという話題。世論調査でも増額に肯定的な意見が増えてきていることについて、青木氏はロシアによるウクライナ侵攻の影響を指摘した。現在の日本の防衛費が「世界9位」であり、GDP比2%になれば「世界3位」になると説明。予算は教育や子育てに対して厚くすることを提唱した。「国防費(防衛費の意)、大幅な増強とか倍増っていうのをそのまんまやっていいとはまったく思わない」と否定的に語った。
ただ、この話題の28分後に北朝鮮が弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射したという速報が入った。エンディングでは北朝鮮の飛翔体ニュースの後に、青木氏が中国の太平洋進出についてコメント。ただ、ここでは北朝鮮や防衛費については触れなかった。
これに対して、ネット上では次のような意見があがっている。
ここは誰だって日本の軍備増強は国民の大半が考えている事だと思いますよ。
単に日本政府の行動、特に自民党のやる事に対してすべて反対し、批判だけする人をいつまでジャーナリスト扱いをマスコミはするんだろうか?
きっちりと取材して、北朝鮮の脅威に対してこれ以上は必要はない、ここまでは必要だときっちりと取材し数字を示したうえで批判反論するならジャーナリストだと思う。
ロシアと同様、強力な言論統制や、自国民の行動制限を行い、またロシアよりはるかに強大な軍隊、及び経済力を持つ中国が、覇権主義を隠そうともせず、行動を起こしている。
教育費など他の分野に予算を使うべきというのは、国家の安全保障がどうあるべきかという課題を掘り下げずに、目先をそらしているだけだ。
実際は、「防衛費もその他の社会保障費も必要」という厳しい状況なのが日本の現実で、そのために何をすべきかを考えることが重要だと思います。
ネット上の意見にはまさにその通りというものもあり、防衛費を上げるより教育や子育てなどの社会保障に回すべきではなく、防衛費も大事で、社会保障も大事なのだ。評論家やジャーナリストの方々は、防衛費か社会保障かどちらかの選択しかないようにメディアで語っているが、どうやったら防衛費を増額させ、なおかつ社会保障を充実させるかの提案をしてほしい。高いギャラを貰ってテレビで語るのなら、居酒屋談議で語れるような内容ではなく、視聴者が頷くような話をしてほしい。これは国会議員にも言えることだ。