印象操作!黒田総裁「我国の家計が我慢できる間に、政府は賃上げしろ!」と言う趣旨の発言→メディア「黒田は、家計は値上げを許容していると発言した!」→どうしてそうなるの???
またもや、だ!
メディアの卑劣な切り取り報道が行われた!日銀の黒田総裁が「我国の家計が我慢できる間に、政府は賃上げしろ!」と言う趣旨の発言をしたのに、メディアは一部を切り取って「黒田は、家計は値上げを許容していると発言した!」と報道したのだ!!
印象操作!黒田総裁「我国の家計が我慢できる間に、政府は賃上げしろ!」と言う趣旨の発言→メディア「黒田は、家計は値上げを許容していると発言した!」→どうしてそうなるの???
まずは、黒田総裁の発言を確認してみよう。
黒田総裁は「企業の価格設定スタンスが積極化している中で、日本の家計の値上げ許容度も高まってきているのは、持続的な物価上昇の実現を目指す観点からは重要な変化だ」と指摘。
コロナ禍の消費抑制で積み上がった「強制貯蓄」が家計の値上げ許容度の改善につながっている可能性があり、「強制貯蓄の存在等により日本の家計が値上げを受け入れている間に、良好なマクロ経済環境をできるだけ維持し、これを来年度以降のベースアップを含めた賃金の本格上昇にいかにつなげていけるかが当面のポイントだ」とした。
素直に読むと、黒田総裁は、家計が値上げを許容しているから、大丈夫だと言う風には読めない。
黒田総裁は、我国の家計が値上げを耐えられる間に、金融緩和による経済環境をできるだけ維持し、これで稼いだ時間によって、インフレを打ち消せる賃金の本格上昇を実現すべきだと政府に注文を付けているだけなのだ。
どこからどう見ても、黒田総裁は、我国の国民の生活の為に、岸田総理は所得倍増を急げと注文を付けているだけなのだ。
しかし、だ。メディアは、黒田総裁の「企業の価格設定スタンスが積極化している中で、日本の家計の値上げ許容度も高まってきているのは、持続的な物価上昇の実現を目指す観点からは重要な変化だ」と言う部分を切り取って、「家計が許容している」と言う風に報道しているのだ。
黒田総裁は、謝罪にまで追い込まれてしまった!!
こんなのは間違っている。黒田総裁が本来言いたかった、「国民が我慢できる間に、金融緩和を生かして国民の賃上げを急げ」と言う主張は、メディアのせいで消えてしまっているのだ!!
このまま、インフレが悪化し、賃上げも実現しなければ、それはメディアの責任でもある。確かに黒田総裁の言葉足らずの面もあったが、メディアはどうしてこんなことをするのか???自分は高給だから良いとでも思っているのか???
我国がインフレを抑え込むための、時間はもう無い。岸田政権は、所得倍増の為に現況を含めた施策を躊躇なく実行して頂きたい。そして、メディアの猛省を望む。