韓国国防部長官「日本とも安全保障協力について真摯な対話をする意向がある」 レーダー照射問題の再発防止策を示したの?
韓国政府の日本へのすり寄りが止まらない。今度は韓国国防部長官が日本とも安全保障協力について真摯な対話をする意向があると話した。
アジア安全保障会議に出席した韓国国防部の李鍾燮長官だが、日本から出席した岸信夫防衛相とは立ち話程度の接触はあったものの、日韓間で問題となっている歴史問題や2018年のレーダー照射問題などが影響し日韓防衛相会談は実現しなかった。
これを受け、李長官は日本と安全保障上の対話をする意思があることを表明したと考えられる。
日韓防衛相会談は2019年11月以降、開かれていない。
韓国国防部の李鍾燮(イ・ジョンソプ)長官は12日、北朝鮮の非核化と関連し、日本とも安全保障協力について真摯な対話をする意向があると話した。
李長官はこの日シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)の本会議で、「アジア太平洋地域と欧州で共通の国防挑戦」を主題にした演説を通じてこのように明らかにした。
彼は北朝鮮の非核化の必要性を力説しながら「このすべての計画が現実化するためには強い力が裏付けられなければならない。北朝鮮の核・ミサイル脅威抑止に向けた米国の拡大抑止実行力を強化し、韓国軍の対応能力を画期的に増強するだろう」と話した。
続けて「合わせて韓米日3カ国間の安全保障協力も強化したい。韓日間にはさまざまな懸案が残っているが、両国の共同利益に合致する方向で懸案の合理的解決に向け知恵を集めていきたい」と付け加えた。その上で「韓日安全保障協力正常化だけでなく韓米日3カ国間の安全保障協力強化に向け日本と真摯な対話をする意向もある」と強調した。
レーダー照射問題やGSOMIA破棄主張のことは現政府ではなかったことになっているのだろうか。ここを飛ばして真摯な対話などありえない話だ。
レーダー照射問題については、韓国側から再発防止策が示されるまで実務者協議を進めるべきではないというのが日本政府及び防衛省の立場だ。
防衛省としては、韓国駆逐艦による海自P-1哨戒機への火器管制レーダー照射について、改めて強く抗議するとともに、韓国側に対し、この事実を認め、再発防止を徹底することを強く求めます。更に、これ以上実務者協議を継続しても、真実の究明に至らないと考えられることから、本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難であると判断いたします。
韓国側が再発防止を示さないうちはレーダー照射問題は解決に至らないのだ。未解決な事案を引きずったまま日韓防衛相会談を要求するとはなんたる破廉恥な。前政権の失態だから現政権には関係ないとでも思っているのだろう。
真摯な対応をしない韓国と安全保障について真摯な対話などできるはずもない。今後もレーダ照射問題が未解決なまま安全保障における日韓間の個別協議などしないよう政府には求める。