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ロシア元首相「プーチン氏は既に正気でないように見えた」ロシアのウクライナ侵攻については「戦争は最高で2年続く恐れがある」「ウクライナが陥落すれば、次はバルト諸国だろう」




ロシアのカシヤノフ元首相が、ロシアのウクライナ侵攻について、戦争は最高で2年続く恐れがあるとの見解を示し、「もしウクライナが陥落すれば、次はバルト諸国だろう」と指摘した。

カシヤノフ氏はロシアのプーチン大統領が政治的な観点から正気ではないと訴えた。

ロシアのカシヤノフ元首相(64)はAFP通信のビデオインタビューに応じ、ロシアのウクライナ侵攻について、戦争は最高で2年続く恐れがあるとの見解を示した。

カシヤノフ氏は、2000~04年にプーチン政権の初代首相を務め、首相解任後に反政権派に転じた。2月のウクライナ侵攻開始3日前にプーチン氏が招集した安全保障会議の様子を見て初めて、「戦争があると実感した」と説明。「プーチン氏は既に正気でないように見えた。医学的にではなく政治的な観点からだ」と指摘した。

カシヤノフ氏は「もしウクライナが陥落すれば、次はバルト諸国だろう」と述べ、ウクライナの勝利が不可欠だと強調。戦争を終結させるためウクライナに領土の割譲を求める意見については、「間違いであり、西側諸国がその道に進まないことを願う」と述べた。

引用元 ウクライナ戦争「2年続く恐れ」 反政権派のロシア元首相

プーチン政権への批判的発言だ。

マスコミ各社は数日前に「ロシアのプーチン大統領は9日、17世紀後半から18世紀にかけてのロシアの君主ピョートル大帝に自らを重ね合わせ、ウクライナ侵攻を正当化する姿勢を見せた。」と報じた。(参考

ピョートル大帝とはどんな人物か。

ロシアをヨーロッパ列強の一員とし、スウェーデンからバルト海海域世界の覇権を奪取してバルト海交易ルートを確保。また黒海海域をロシアの影響下におくことを目標とした。これらを達成するために治世の半ばを大北方戦争に費やし、戦争遂行を容易にするため行政改革、海軍創設を断行。さらに貴族に国家奉仕の義務を負わせ、正教会を国家の管理下におき、帝国における全勢力を皇帝のもとに一元化した。また歴代ツァーリが進めてきた西欧化改革を強力に推進し、外国人を多く徴用して、国家体制の効率化に努めた。

引用元 ピョートル1世 (ロシア皇帝)

ピョートル大帝は野望を果たすために治世の多くを費やした。プーチン大統領はピョートル大帝を崇敬していて、同じ道をたどろうとしているとカシヤノフ氏は言いたいのだろう。BBCも「プーチン氏は今、その「偉大さ」を自分自身にも見出しているようだ」と報じた。(参考

大統領が正気でないのなら、ロシア国内で対処してほしい。正常でない大統領の指示で標的にされる周辺国はいい迷惑だ。







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