習主席がウクライナ侵攻を支持とロシア発表⇒中国は否定せず⇒そして、ロシア艦が伊豆諸島を通過し、中国艦は宗谷海峡を抜ける
中国とロシアはやはり一蓮托生のようだ。中露首脳会談で、習近平主席がウクライナ侵攻を支持したとロシアが発表すると、中国の発表ではウクライナ侵攻には触れなかったものの、中国報道官はロシアの発表を否定しなかったという。
16日の中ロ首脳会談の後にロシア側が習近平主席はウクライナ侵攻を支持したとする内容を発表したことを巡り、中国外務省は「中ロは重大な関心事で支持し合っている」と強調しました。
16日に行われた習近平主席とプーチン大統領の電話会談について、ロシア政府は「習主席は、ロシアが国益を守るために取った行動は正当だと認めた」と発表しました。
習主席がウクライナ侵攻を支持する内容ですが、中国側の発表では触れられていません
中国外務省は16日の会見で、習主席が実際に発言したのか問われ「中ロは重大な関心事について支持し合っている」と述べ、否定しませんでした。
また、「中国は自主的に判断する」とし、欧米とは一線を画す姿勢を示しました。
中国は侵攻を考えているのだから、ロシアの侵攻を否定できないだろう。それよりもロシアとともに歩むと習主席は決意したのではないだろうか。
当初は、中国はロシアの武力行使こそ支持しないものの、経済制裁には反対する立場をとっていた。ロシアへの非難決議をめぐっても「反対」ではなく、「棄権」だった。この時は様子を見ていたのだろう。しかし、各国の食糧危機や物価高への影響、エネルギー不足の状態を見て本性を現したのかもしれない。
最初から中国とロシアは手を組んでいるとみられていたため、さほど驚きはしないが、いよいよ悪のタッグコンビが露骨な動きを活発化させるかもしれない。
実際にロシア艦が伊豆諸島を通過し、中国艦は宗谷海峡を抜けるといった報道があったばかりだ。防衛省は、中ロ両国の動きが、日本周辺で活発になっているとみており、警戒を強めているようだが、示し合わせた行動とみるべきだろう。
この状況を見ても危機的と感じられない国会議員には退場していただきたい。