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毎日新聞「参院選 議席伸ばしてほしいのは「野党」42%」間違いではないが、実際は。。。




参院選を前に毎日新聞が野党の声を拾いまくっている。特に立憲民主党と共産党だ。

21日には共産党の市田忠義副委員長を取材し、市田氏が「批判のやいばをなくした野党は野党ではない。歌を忘れたカナリアのようなものだ」と語ったことを報じた。(参考

20日には立憲民主党の鉢呂吉雄元経済産業相の寄稿を配信し、鉢呂氏は「今の野党はなんでも反対にみられることを恐れすぎている。現政権のチェックは徹底的にやらなければならない。そのうえであるべき政権で何をやるかも示す」と語っていた。(参考

17日には立憲民主党の郡司彰前参院副議長の寄稿を配信し、郡司氏は「いま、野党はバラバラで国民から期待されていないとよく言われる。しかし、時勢は動くときは急に動く」と語った。(参考

毎日新聞のホームページの政治のページを見ると偏り方が良く解る。特に立憲民主党と共産党を推しているかのようなラインナップだ。世論誘導したい魂胆が見え見えだ。

そんな毎日新聞が18日に「参院選 議席伸ばしてほしいのは「野党」42% 毎日新聞世論調査」と嬉々として報じた。タイトルを見ると世論は野党に期待している。そう思えるタイトルだ。

だが、実際に記事の中身を見ると、比例代表で入れたい政党も政党支持率も、同じ野党に変わりはないが、日本維新の会が首位の自民党に続いていて、野党の数字を支えている。ちなみにここ数日の毎日新聞の政治のページのタイトルを見ても、維新の会についてはどちらかというと批判的な記事が目立った。だとすると、ずいぶん思惑と違うのではないだろうか。

与党と野党のどちらに議席を伸ばしてほしいと思うかとの問いでは、「与党」が37%、「野党」が42%だった。「どちらとも言えない」は21%だった。

中略

参院選の比例代表でどの政党に投票したいかについても聞いた。自民党が29%(前回33%)で最も高かった。以下、日本維新の会17%(同13%)▽立憲民主党10%(同10%)▽共産党7%(同5%)▽公明党6%(同4%)▽国民民主党5%(同4%)▽れいわ新選組5%(同3%)――など。「わからない」は13%(同23%)だった。

政党支持率は、自民党34%(前回37%)▽日本維新の会13%(同11%)▽立憲民主党7%(同8%)▽共産党6%(同4%)▽公明党6%(同3%)▽国民民主党3%(同3%)▽れいわ新選組3%(同3%)――などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は20%(同28%)だった。

引用元 参院選 議席伸ばしてほしいのは「野党」42% 毎日新聞世論調査

比例代表で入れたい政党も政党支持率も、維新の会の数字は立憲民主党と共産党を足した数字になっている。野党とひとくくりにすれば間違いではない。嘘ではないが、実際は毎日新聞が応援している立憲民主党と共産党が支持を集めているわけではなく、毎日新聞が批判的に見ている維新の会が、衆院選での躍進を継続させているとみる方がいいだろう。

現状を見ると、野党を二つに分けた方がいいような気がする。与党(自民、公明)、野党①(維新、国民、ほか)、野党②(立民、共産、社民、れいわ、ほか)で、どこに期待するか一度集計をとってみたらどうだろうか。







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