大正論!宮城県の村井知事「相手を批判し、目の前のことだけを主張するのは物足りない」と指摘!!!
各地で各政党の演説が行われている。せっかくの演説の機会を、公約を訴えるのではなく、他党への批判に使っている場面が見受けられる。
国民が聞きたいのは批判ではなく、公約についてのはずだ。
嘆かわしい演説の状況に、宮城県の村井知事が大正論を記者会見で語っていた。村井知事の大正論は有権者の多数が思っていることに違いない。
村井知事が語った参院選の意義!!
参院選が終わり、衆議院が任期満了までいけば、今後約3年間は、国政選挙はないと報道されている。そのことが念頭にあるのか、国会論戦と変わらない立憲民主党の姿が報道されている。
参院選の公示日前の6月20日。宮城県の村井知事が参院選について言及した。
宮城県の村井嘉浩県知事は20日の定例会見で、22日公示、7月10日の参院選の候補者に対し、所属政党や団体の枠に縛られない骨太な論戦を期待した。「『わが党は‥』というより『日本をこうしたい』ということを話してほしい。とにかく当選すればいいといって相手を批判し、目の前のことだけを主張するのは物足りない」と述べた。
(中略)
その上で「特にこれからは人口が急激に減っていく。目の前の危機感だけでなく、50年後に日本がどうなるのか。それに向け国はどういう手を打つのか、1人の政治家として話してもらいたい」と訴えた。
(略)
(出典 宮城県インターネット広報資料室)
大正論だ。村井知事が言うように、「とにかく当選すればいいといって相手を批判し、目の前のことだけを主張するのは物足りない」のだ。
今年の野党の演説では、批判や目先の事ばかりの主張がやたらと目立つ。報じられる立憲民主党の演説内容の多くが批判、そして目先のことばかりのように感じられてならない。
事実、18日に報じられた泉代表の演説は次のようなものだった。
泉氏は東京都板橋区で街頭演説し「どんどん上がっていく物価に対して、何の手だてもない。首相は物価対策をしていない」と政権を攻撃。近くの商店街にも立ち寄り、物価高騰の影響を確かめた。
泉代表がこの調子なら他の所属議員も同様だ。泉代表の前任者、枝野前代表は東京での演説で「岸田内閣は動きが遅すぎませんか?」と批判する構えを見せている。最も意味がないことをやっているのは遅いどころか批判だけで何もしていないように思えてしまう、立憲民主党だろう。
村井知事の言うように、批判や目先のことばかりを訴えていては、6年間でどのような我国の将来像を描いているのかが全く伝わってこない。
特に泉代表は、立憲民主党を政権政党にしたいと語っていたはずだ。実現可能性はほぼゼロに等しいとしても本気で思っているのであれば、立憲民主党が思い描く我国の将来像を有権者に提示して頂きたい。
村井知事が言い放った大正論。各党がどのような我国の将来像を描いているのかに注目したい。