岸田総理が日英関係の更なる深化に舵を切る!イギリスが次期主力戦闘機の開発パートナーに!!
近年良好な関係が続いている我国とイギリス。先日は岸田総理の粘り強い交渉の結果、イギリス政府から、我国産食品への輸入規制の撤廃が発表された。
日英同盟以来、近年最も良好な関係になっている両国。安倍元総理から菅前総理、そして岸田総理になってもその関係は変わることがなかった。
輸入規制の解除が多くのメディアで取り上げられているが、岸田総理は、そのイギリスとの関係をより深化させようとしている。
日英円滑化協定の早期署名を目指していくことでも両国は一致したが、それ以上に驚くのは、次期主力戦闘機の協力だ。
次期主力戦闘機の開発パートナーにイギリスがなれば、我国にとって歴史的な大転換になることは間違いない。
岸田総理、日英関係をさらに深化させる!!!
岸田総理が総理に就任した際、ジョンソン首相との電話会談で日英関係をより一層強固なものにしてきたいと語っていた(参考)。
実際に、日英関係は、イギリスの空母「クイーンエリザベス」が日本に寄港するなど、良好な関係が維持されていることがわかる出来事が多くある。
岸田総理が会談をジョンソン首相との会談を重ねている中で、安全保障分野でイギリスを重要視していることが良くわかる首脳会談の内容が発表された。
G7首脳会談に合わせて行われた日英首脳会談について、外務省が発表した内容が次のようなものだ。
冒頭、岸田総理から、5月の訪英の際の温かいおもてなしへの謝意を表明するとともに、明日英国が日本産食品の輸入規制を撤廃することを歓迎する旨、また、先週の海上自衛隊練習艦隊の英国寄港に触れ、インド太平洋での連携を含め更なる日英安全保障・防衛協力を促進したい旨述べました。
(中略)
両首脳は、日英円滑化協定(RAA)の早期署名に向けて作業を進めていくこと、次期戦闘機協力についての協議を加速していくことを改めて確認しました。
(略)
(出典 首相官邸)引用元 日英首脳会談
我国とイギリスの安全保障・防衛協力を推進したいと語る岸田総理。そして今回、強調されたのが次期主力戦闘機協力だ。
次期主力戦闘機の開発については、F2を共同開発したアメリカのロッキード社から支援を受け、三菱重工が主導する形だったはずだ。しかし、だ。岸田総理はイギリスとの協力を強調しているのだ。
イギリスとの開発協力が実現すれば、異例のこと。岸田総理が日英関係を深化させようとしていることは明白だ。
この両国関係の変化についてニューズウィーク日本語版は次のように伝えている。
日本が戦闘機のような主力装備を米国以外の国と共同開発したことは過去に例がない。しかし、それは日本の新しいパートナーとして、英国の存在感が急速に高まっていることの表れでもある。
(中略)
つまり、日本が英国と戦闘機を共同開発することは、日本は米国だけでなく英国とも新しい同盟関係に入ったことを表明し、日本の安全保障外交が従来の米国一辺倒のものから変わりつつあるというメッセージを国の内外に発信することになるのである。
(略)
(出典 首相官邸)
ニューズウィーク日本語版が指摘している通り、次期主力戦闘機協力が実現すれば、我国とイギリスの関係はより一層深まる。
新たな局面を迎えている日英関係。安倍元総理の展開した外交が両国関係を深化させる契機になったのは間違いない。
岸田総理には、過去の日英同盟に勝る安全保障・防衛協力をイギリスと実現してもらいたい。
(出典 首相官邸)