中露艦が尖閣付近の日本の接続水域に⇒政府抗議も中国「尖閣周辺は中国固有の領土だ。日本がとやかく言う権利はない」 尖閣取りにロシアと連携か
中国艦とロシア艦が尖閣諸島周辺の日本の接続水域に入ったことについて、政府は両国に抗議した。
防衛省は4日、中国とロシアの艦艇1隻ずつが相次ぎ沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の接続水域に入ったと発表した。外務省の山田重夫外務審議官が中国の孔鉉佑駐日大使に重大な懸念を伝達して抗議した。ロシアには適切な対応を求めた。
中国海軍による同様の行動は2018年6月以来、4回目となる。同日午前7時44分ごろから6分間ほど「ジャンウェイⅡ級」のフリゲート艦1隻が接続水域に入った。領海侵入は確認されていない。
しかし、中国の報道官は「尖閣周辺は中国固有の領土だ。日本がとやかく言う権利はない」と反発した。さらにロシアとの呼応したかのような行動については「それは個人の解釈だろう」と濁した。
中国外務省の趙立堅（ちょう・りつけん）報道官は４日の記者会見で、中国海軍のフリゲート艦が尖閣諸島（沖縄県石垣市）周辺の接続水域に入ったことに対し、「釣魚島（尖閣諸島の中国側名称）とその付属島嶼（とうしょ）は中国の固有の領土だ」と主張した。
趙氏は、日本政府が中国側に抗議したことについて「中国艦の活動は正当で合法だ。日本がとやかく言う権利はない」と反発した。ロシア海軍のフリゲート艦も同日に尖閣諸島周辺の接続水域に入ったが、中国側との連携を問う質問に対しては「それは個人の解釈だろう」と正面からの回答を避けた。
普段は主張がはっきりしている中国がキッパリと否定しなかったということは中国とロシアは連携しているとみて間違いないだろう。非常に分かりやすい国だ。
とはいえ、これは非常に脅威だ。中国が尖閣取りにロシアと連携を図る可能性もある。いよいよ尖閣へのなんらかの対処が迫られてきている。政府は判断を見誤らないようにしないといけない。
あと、こんな事態でも、まだ平和的外交で解決できると共産党や立憲民主党は思っているのだろうか。まさか、平和的に解決するために尖閣を差し出せなど言いだしたりしないと思うのだが。。。