韓国の大学教授「日本はわが国を近代国家につくろうとした」「慰安婦は自発的に参加」⇒学生は反発、中央日報「歴史歪曲妄言」
韓国の大学教授がオンライン授業で「１９１０年の庚戌国恥（日本による韓国併合）の最も大きな責任は朝鮮にある」「高宗（コジョン）皇帝が支援金を受けて国を売った」「日本人が土地調査をし、東洋拓殖会社などを設置して土地を奪ったというが、それはすべて嘘」「日本はわが国を近代国家につくろうとした」と発言した。また、旧日本軍慰安婦は強制的に連行された人よりも生計のために自発的に参加した人が多いと主張した。
これに対して、授業を受けた学生たちが反発したと中央日報が報じた。
大学の教授が自発的に慰安婦になった人が多いと発言し、学生の反発を招いた。韓国慶煕大哲学科のチェ教授は先月２日、オンラインで専攻授業を行った。
チェ教授は日帝の朝鮮侵略過程に言及しながら「１９１０年の庚戌国恥（日本による韓国併合）の最も大きな責任は朝鮮にある」とし「高宗（コジョン）皇帝が支援金を受けて国を売った」と述べた。
続いて「日本人が土地調査をし、東洋拓殖会社などを設置して土地を奪ったというが、それはすべて嘘」とし「日本はわが国を近代国家につくろうとした」と発言した。
６日、チェ教授の授業を受けたある学生は韓国放送局ＹＴＮのインタビューで「慰安婦は自発的に売春した、私たちが売春女性のために何かをする必要はないと話した」とし「不快だった」と語った。
学生の反発が強まると、チェ教授は日帝の侵略自体を擁護したのではないと釈明しながらも、旧日本軍慰安婦は強制的に連行された人よりも生計のために自発的に参加した人が多いと主張した。しかしＹＴＮの取材陣が公式的な立場を問うと、自分は歴史専門家ではないとし、この発言が問題になれば撤回すると態度を変えた。
大学で正しい歴史を伝えようとしても、それ以前に歪曲された歴史を刷り込まれているのだから学生の反発は当然だろう。中央日報自体が教授の発言を「歴史歪曲妄言」としているのだから、韓国全体が歴史認識を考え直さない限り正しい歴史認識が妄言扱いされてしまう。
韓国政府は日韓関係の改善を訴えているが、日本は「まずは約束の履行」という一貫した姿勢を崩すことはない。そして、今日の日韓関係の悪化の根底にあるが両国の歴史認識の隔たりだ。
マスコミが正しい歴史を伝えようとする者を「歴史歪曲妄言」と切って捨てるような社会では真の関係改善などありえない。韓国政府が誤った歴史認識を国民に植え付け続けてきたことを認め、国民に周知させて初めて関係改善のスタートになり得ると考える。そこまでしないとうわべだけの関係改善を行っても政権が変わればまたどうなるものかわからない。まぁ、そんなことをすれば政権が吹っ飛ぶと思うので意地でも認めないと思うが。
尹政権が国内の歴史認識について議論することができればたいしたものだ。日本も関係改善に向けて少しは聞く耳を持ってもいいと思う。